レカ郎写真記


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...... 2017年07月10日 の日記 ......
■ 失われたアングル   [ NO. 2017071001-1 ]



札幌では不要な歩道橋の撤去が進められています。傍に横断歩道があり、かつ歩道を狭めている歩道橋などが対象のようで、すでにあちらこちらで歩道橋が姿を消しています。その撤去の結果1つ失われた撮影場所があります。それが今日の写真。
札幌市電のM101を撮ったものですが、これは中央図書館前にあった歩道橋から撮ったもの。しかしこの時は影が落ちたりしていまいちだったので、そのうち撮り直しておこうなんて思っていたところ、なんと歩道橋がなくなってしまったんです。
この歩道橋は結構前からあったようで、市電と共に写っている写真を結構見かけるんですが、市電とともに歩んできた歩道橋まで失われてしまったというわけです。
この場所は交通量も多く、なかなか市電だけを撮るというのが難しいので、歩道橋がなくなってからは撮影の難易度が上がってしまいました。せっかく列車がやって来ているのに歩道と軌道の間に車道があるため、手前の車道が渋滞すると撮れなかったりするんですね。またこのアングルからぐるりと180度向きを変えると藻岩山をバックに市電が撮れたんですが、これも車道が邪魔だったり、周りの背景がうるさくなり過ぎたりで道路わきからだとどうもしっくり来ないんですね。なので藻岩山を背にしながらやって来る市電を撮るのがちょっと難しくなってしまいました。

市電の路線上にはいくつかまだ歩道橋が残っていますが、これもいつまで残るか分かりませんからね。この場所のようにいずれ失われてしまうのかもしれません。

ちなみにM101も今はLED表示化されていますので、幕式の、しかも「西4丁目ーすすきの」の表示を見ることはもう出来なくなってしまいました。ちょっと前の写真ながらあっという間に無いものシリーズの写真と化したのがこの1枚です。まあM101が現存しているだけでもよしとしましょうか。

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