今日は道南バスから1台ご紹介です。
今日ご紹介するのは道南バス錦西営業所所属の室蘭200か364、いすゞ+富士重工R17Eです。
このクルマは元東京都営出身のクルマで今ではかなり珍しくなった92年式。ここまで古参のクルマとなると今では道内でもそう多くないのではないでしょうか。 U規制車ということになりますが、U代ですら今は少なくなった中、ギリギリU代、もうちょっと早ければP代というような年式のクルマも今では珍しいくなりましたね。
札幌圏では元都営のクルマというのは限られた台数しか入らず、しかもエアロスターKばかりでしたので、道南バスなどにいる三菱ふそう以外の元都営車を見るとちょっと新鮮だったりします。
言うまでもなくこのクルマは元苫小牧市交通部が導入したクルマですが、東京都営から苫小牧市営に移籍しているので、公営事業者同士のやりとりということになりますね。道内ではこうした例はそう多くないのではないかと思いますが、この古参車もなんとか道南バスに引き継がれ、今年も置き換えられることなくこうして活躍しているわけですが、さすがに車体の痛みも随分と見受けられます。おそらくシャーシなどの腐食は外観以上のものがあるでしょうし、エンジンや電気系統のトラブルも少なくないのではないかと思われますが、こうして今年で25年目を迎えることができたのもきちんと苫小牧市営に渡ってからも管理されていたためなのでしょうね。
途中で東京都営はバスを中古への放出をやめましたので、今ではレアなクルマの1つでもありますし、U代のいすゞ車に乗れるというのもレアですね。いすゞ車は離脱が早いですから。
まもなく離脱予定と言われている沿岸バスの元都営のエアロスターKと同世代ではないかと思われますが、このクルマはいつまで活躍してくれることでしょうね。もしかするともう苫小牧市営に来てからの方が長くなっているのではないでしょうか?そして東京都民からは忘れられた存在なのでしょうね。
それにしても92年式のこのクルマがいる一方で最新式のエルガノンステも道南バスの苫小牧エリアにはいるというところがまたすごいですね。 |
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