
ニセコエクスプレスのラストランが発表になり、今朝の新聞にも出ていました。ついにその時が来たなという感じでしたが、もう29年目になっていたんですね。どうせなら30年目で廃車にしてもよかったのでは?と思ったりしましたが、リゾート編成の廃車はトマムサホロ以来となるでしょうか。
新聞には改造で登場との表記があり「なにぃ!?」なんて思いましたが、どうやら部品がなくなったためとのこと。基本的にはN183系統ですからメカニック的な部品ではなく、大きなフロントガラス辺りではないかなと。80万くらいするとか以前聞いたことがあるんですが、形としては部品がなくなったためではなく、部品がなくなった、作ればあるけど作るほど金はかけたくないし稼働率が低い車両ならなおのことということなのではないかな?と。
一時球団カラ―だった時代があり、ニセコカラーに戻ってからはドア横のエンブレムやフロントの行灯がなくなり、側面に入っていたニセコエクスプレスのロゴもなくなって、ニセコエクスプレスということが分かりにくいさびしい姿となっていたのが残念です。
私は1度か2度ニセコには乗っているんですが、正直他のリゾート車と比べるとラウンジなどの設備もなくハイデッカーでもなく、3両編成と短くて地味な存在だなと思っていましたし、臨時北斗で活躍していた時は編成数が短いこともあって大変な混雑だったと聞きます。
しかし私が一番最初に見たリゾート車がニセコエクスプレスで最初見た時は新幹線のような流線型の車体に一体これはなんだと驚いたものです。
ニセコの翌年にはクリスタル、3年後にはノースレインボーと登場していますが、「新製」で登場したリゾート車も続々と引退を迎える時期に来ているのでしょうね。
ただ、今赤字ローカル線対策で観光列車の模索が始まって来ています。近々ノースを使った観光列車の試験的な運行があるようですが、こうした中他に観光列車に使える車両を持っていないJR北ですから、どのように観光列車構想を進めていくことになるのかが気になるところ。観光列車を立ち上げたところでノースまでもが廃車を迎えるような状況になっていてはどうしょうもないですからね。新たに観光向けのリゾート車両を作るとも思えませんし。
まあでも観光王国北海道において、しかもリゾート車両発祥の地的な北海道において、リゾート編成の1つも持っていないとなるのはちょっとお粗末な感じではありますけどね。でも実際ノース以来新しくリゾート車を作っていませんので、そろそろそういう時代が目の前まで来ていて後継車がいないというのが現状です。
来月末から11月頭にかけてSLニセコのダイヤに沿うようなダイヤと行程でラストランを行うようですが、さて私はどうしようかな〜なんて。
考えてみればニセコって臨時北斗以来ほとんど撮ってないんですよね〜。
というわけで今日の写真はニセコエクスプレスカラーに戻って間もない頃のものを。あまり撮って来ていないニセコエクスプレスですから、ニセコ地区で撮ったのもこの時が唯一だったりします。
ニセコは全検明けできれいな時はまだいいんですが、すぐに排ガスの汚れがついておでこが汚くなってしまいツヤ消しになってしまうのが残念だったなと。
ニセコまで廃車がきてますから、ここ1、2年のうちに今度はクリスタルの番ということになるでしょうか。ほんとにさびしくなり過ぎです。 |
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