レカ郎写真記


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...... 2017年09月21日 の日記 ......
■ JR貨物 鉄道貨物フェスティバル   [ NO. 2017092101-1 ]
先日今年もJR貨物の鉄道貨物フェスティバルが苗穂車両所輪西派出で行われました。
昨年はちょっと行けなかったんですが、今年は2年ぶりに参加することができました。室蘭に行ったのも2年ぶりでしたかね。四季島の時は寸前のところまでは行っていたんですが。

今年で5回目になるこのイベント、DD51の送別を兼ねたイベントだったりしたこともありましたが、今ではそうしたこともなく、機関車の体験乗車は無料ともなっていました。

今年は例年より工場の作業自体少なめで、2年前見ることができた車輪を車軸から外す作業なのがなかったり、秘蔵のクキ900やスイッチャーの展示がなかったりした他、公開範囲も狭まったような感じでした。
中でも驚いたのが構内を見渡すと毎年公開されていた昭和2年から使われている木造の車両軽量台がない・・・。おお!?

昨年は行っていないのでいつ失われたのか分からないんですが、2年前はあった軽量台がきれいさっぱりないんです。バラストが一部真新しい部分があったのでおそらくそこにあったんだろうとは思うんですが、もう役目を終えていたんですね。
ただ今年で90年目となる軽量台でしたので、なんとか文化財として残せなかったものか・・・と。
でもまあ輪西派出の建物自体が軽量台と同じぐらい古そうでそこだけ大正時代か昭和初期化という感じですので、まだ文化財クラスの建物は完全に失われてはいませんけどね。それらの建物はその昔石炭貨車など色んな今はない貨車やSLの出入りを見て来たわけですよね。そんな建物に今はどう映っているのでしょう。

さて今年の体験乗車ですが、担当はDF200−55号機でした



あまりこういう超ローアングルでの撮影と言うのは普段できませんのでイベントならではのアングルと言えそうです。まあ他に普段だと札幌貨物ターミナルでこういうローアングルは狙えるんですけどね。

よく狙ったカマを体験乗車に持ってくることが多いこのイベント、55号機ということはもしかして「GOGO」ってことなんだろうか?と思ったんですがどうなんでしょう?単なる偶然なんでしょうかね?

ちなみにこの55号機、ただ回送してくるだけでなく、イベントの日の朝札幌から2080レを牽引して室蘭地区に入ってきており、しっかり早朝から一仕事終えて公開に登場していたりします。
ってことは帰りも子供たちでにぎわっていたのがウソのように、いつも通りの運用に戻っていたのでしょうかね。17時半すぎに再び輪西派出横を通りかかった時見たら既にDFの姿が構内にはなかったんですが。

さて次はこのカマがつけているHMをナンバーと共に。




片エンドだけでしたが、きちんとHMまで用意してるあたりがうれしい演出じゃないですか。何気に毎年HMがついている気がしますが、実際はどうかはわからないものの、関係者が楽しみながらあれこれ考えてイベントの準備をして来たような感じがしました。

公開範囲や車両が減ってしまいましたが、今年は物販ブースがきちんと設けられたり、トラックステージが用意され、地元のブラスバンド部を招いてのコンサートを開催したりと新たな試みも見られ、年々イベントが大きくなって行っているような気がしました。

なにより来てほしいというか、おもてなしの心がよく表れているなといろんな場面で感じたんですよね。
東室蘭駅ー会場との間にシャトルバスを無料で運行する辺りもその1つではないかと。
苗穂工場なんて公開はやるけどほぼ非公開な公開で、あまり人がみないような法人のサイトでひっそり公開を告知し、公式HPには出さず、会場も苗穂駅の社員用通路を使わせず、延々と周りを正門まで歩かせるわけですからね。ほんとに子連れなんかを見てるとかわいそうになりますし、そんなに来てほしくないんかい!公開やりたくないんかい!とも思ってしまうんですが、JR貨物は同じ鉄道会社でも心意気、意識が違うなとほんとに感じます。
機関士さんも友好的な人が多い気がしますしね。沿線で撮っていても汽笛で合図してくれたり手を振って合図してくれたりすることも時々ありますし。JR北にはない鉄道マン魂というか、鉄道を愛する心が貨物にはまだ残っているんだなと感じます。

スタッフも楽しんでイベントをやっている様子も見受けられましたしね。主催者が楽しくなさそうにやってるイベントが楽しいわけないですから。
最後にスタッフだけで機関車の添乗やミニ新幹線に乗っている場面なんかも見かけましたが、スタッフも一緒になって楽しめるイベントだからこそ規模は小さくてもアットホーム的なイベント、交通費と時間をかけてわざわざ札幌から行くに値するイベントになるのでしょうね。

毎年ちょっとずつ違った催しものがあるこのイベント、さて来年はどんな内容になるのでしょうかね。

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