
ふるさと銀河線が廃線になって10年以上が経過しました。沿線ではやはり徐々に人が減り始めているようで、確実に銀河線廃線効果が出て来ているようです。
私も何度か銀河線の撮影はしていますが、今日はその中でもちょっと変わった1枚を。
銀河線初の撮影となった1枚だったりもするんですが、北見駅で発車待ちをしているCR70です。 なんで北見にいたのかは忘れてしまいましたが、銀河線の列車は一部を除いて遠く離れ、突き出た形で設置されている専用ホームから発着していました。ここで乗ったことも降りたこともありますが、廃線後はその突き出たホームも取り壊しとなって今はないようですね。
JRの列車が発着する場所からずっと離れた位置に申し訳なさそうにホームがあったので、初めて見た時はこれが力関係なのか・・・なんて思ってしまったり。
今はもうない銀河線の車両が今はもうないホームにいるという1枚です。
この列車は池田ではなく陸別行きなので19時前の便だと思われます。最終の1つ前の列車ですね。
銀河線を撮りに行ったわけでも乗りに行ったわけでもないはずなんですが、なぜか北見からオホーツクに乗って帰って来たような気がするので、その待ち時間に撮ったのだと思うんですね。でもなんで北見に行っていたのかが今となっては謎です。 もしかするとオホーツク流氷号を撮りに石北線へ行った時かな〜と思うんですがね。
ちなみにこの写真のCR70−7はミャンマー送りにも個人に譲渡にもならず、陸別に動態保存されている個体なので今でも元気に走り回っている姿を拝める車両の1つのようです。 銀河線が消えて10年以上になりますが、それでもなおCRが現役さながらに汽笛とエンジン音を響かせて走る姿は廃線を一瞬でも忘れさせてくれる光景ですし、ほんとに価値ある保存活動だなとしみじみ感じます。 そしてその価値は廃線から年月が経つほど高まってゆくわけですよね。あれからJRではいくつもの鉄路が消えていきましたが、ここまでの保存活動どころか、鉄道遺産として保存活動が行われてしっかり現役さながらの状態に保たれているところはありませんから、いかに陸別が銀河線への思い、保存への思いが強いのかが今になって改めて実感します。 |
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