北都交通では路線車、貸切車共に新車導入を継続的に行っていますが、一方で移籍中古での置き換えも同時進行で行っています。割合的には移籍中古の方が入る率がやはり高い傾向にありますが、今日は最近空港連絡バス向けに入った移籍車3台のご紹介です。
今日ご紹介するのは北都交通大曲営業所所属の日産+富士重工R21M スペースアローで、ともに東京空港交通からの移籍車と思われるもの。どれも仕様が同じで、フロントの行灯部分が固定式、側面表示機はLEDながら未使用という状態、そして後部トイレ付でトランクリッドが3スパンの空港連絡仕様という共通点があります。
ではまずこちらから
札幌200か4585です。 続いて2台目はこちら
札幌200か4691です。こちらのクルマだけホイールがトピー製のものを履いています。
最後はこちら
札幌200か4682です。
ものすごく細かい点ですが、このクルマだけ側面の飛行機マークが若干高い位置に貼られています。
以前だと富士重工R21Mは北海道中央バスと道南バスの合計5台のみで、中央バスでは風前の灯火状態で今ではわずかに生き残るのみになっているものの、中古市場にこのクルマが出回るようになって以来色々な形で道内では増殖し、以前より数を大きく伸ばしています。 貸切車で使う事業者もあれば空連車で使う事業者もあり、中距離路線車として使う事業者もあるという状況ですが、一方で富士重工はバス車体から撤退して結構時間が経ってきたため部品の入手が難しくなって来ているということから、使い捨て状態になって来ているようです。なのでこれら3台もいつまで見られるか分かりません。次の車検はパスしないでポイされてしまったり、部品取りになってしまうということも十分あり、ナンバーは比較的最近のものをつけているのに営業所の片隅で廃車処理されてしまっているということも最近では時々あります。 製造数が全国的に少なく終わった富士重工最後のバスボディですが、その運命は最後まであまり恵まれたものではなかったと言えるのかもしれませんね。 |
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