先月滝野すずらん公園内にある厚別の滝を見に行ってきました。今年の冬は特に冷え込みが厳しいので滝もさぞかし凍っているだろうと踏んで行ってみましたわけですが、今日はその様子を少々。
厚別の滝は厚別と書いて「あつべつ」ではなく「アシリベツ」と読みます。その昔清田区は厚別の字を当てて「アシリベツ」と呼んだことが由来となっており、今でも清田区内にはアシリベツ神社や郷土館、橋などの名前に見られ、厚別川も清田区内では「アシリベツ川」と称されています。 なお厚別川もアシリベツ川も同じものです。
その厚別川上流部にこのアシリベツの滝が存在するわけです。
滝は道内唯一の国営公園である滝野すずらん公園内にあり、公園開園時間しかアクセスることができません。ちょっと不便な気がしますし、冬季間はさらに閉園時間も早いので注意が必要です。
さてそのアシリベツの滝がこちら
大体すずらん公園渓流口から徒歩15分程度でたどり着けます。スキーやスノーシューを履いて・・・とうたい文句にあったんですが、実際は圧雪されていて普通に歩くことができ、持って行ったスノーシューの出番がなくただただ邪魔なだけに終わってしまいました。
やはり思っていた通り滝が凍って氷瀑となっていました。本来それほどダイナミックな滝ではないんですが、凍りつくことでダイナミックな滝と化しています。
滝もそうですが、変わった壁のような地形は柱状節理で支笏火山の大噴火の痕跡の一部が露出しているためです。 南区のもう恵庭に近いような場所で始まる厚別川はこの滝を経て清田区内を流れ、厚別区内へ入り、千歳線をくぐって白石区内を流れ、江別市へ入りやがて札幌市東区中沼と江別市角山の境界付近で豊平川に合流します。 結構長いですし、いろいろなところをめぐっているわけですが、このアシリベツの滝で見る厚別川は清田や厚別、白石で見る厚別川と別物というような感じがします。
滝の部分をクローズアップですが、滝の氷瀑もさることながら、その下にある氷の山にも注目です。結構高低差のある滝ですが、滝壺からそびえる氷山の高さが滝の3分の2ほどに迫っています。落ちた氷や滝から流れた水がここで凍り付いたのでしょう。完全に上とつながってしまうことってないのでしょうかね。 高さにするとどのくらいの高さになるのかも気になるところです。これが解けきるのは結構かかりそうな感じがします。 今年は特に寒さ厳しい冬ですが、せめてこういう楽しみの1つぐらいあってもいいですよね。 |
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