
現在標準カラーの車両を中心に市電開業100周年のヘッドマークをつけている札幌市電ですが、先日標準カラーなのにHMをつけていない車両を見かけました。それが今日の240型の241号です。
カンがついていない代わりに妙にきれいなんですね。というのも今年札幌交通機械にて車体更新を受けているようなんです。その関係で新車のような輝きを放っていたわけですが、100周年のカンがつけられないのはなぜなのか?という疑問が。汚れたり擦れたりして真新しい塗装がはげたりするのを嫌ったのでしょうかね。
この更新で目に見える変化としてZ型パンタからシングルアームパンタへ載せ替えられています。札幌の市電と言えばZ型パンタだと思うのですが、だんだんとZ型パンタの車両も減って来ています。標準カラーのもので Z型パンタの車両ってまだ残っているのでしょうかね?ラッピング車はZ型パンタのものが多いんですが・・・。
今回車体更新を行った札幌交通機械はJR北海道の苗穂工場内にあるJR北海道の関連会社ですが、結構札幌市電をはじめ札幌市交通局とも関わりのある会社だったりするんですよね。 昔通りかかった時シャッターの隙間から市電の姿がチラっと見えたのを覚えていますが、今回も同じような形で車体更新を受けたのでしょう。 当然電車事業所からトレーラーで陸送になるわけですが、苗穂地区と言えばかつて市電の走っていた場所。当然241号も苗穂へも乗り入れていたわけですが、今は自分の足で行けない場所になってしまって久しいわけです。241号にとって昔懐かしい久々の苗穂地区はどのように映ったことでしょうね。
ちなみにこの日はホコ天の関係で西4丁目ーすすきの間の都心線は運休で、西4丁目とすすきのでそれぞれ折り返し運転を行っていた関係で、ループ化前のように、スイッチバック式で渡り線を渡って写真のように外回りから内回りへ転線する姿が見られました。
行き先表示は「外回り すすきの」 「内回り西4丁目」になっていたんですが、折り返し運転の際もかつての「西4丁目ーすすきの」という表示を今は出さないんですね。あれほど長年使っていて当たり前に、そして飽きるほど見ていた表示を今は見ることができなくなってしまいました。 |
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