
毎年このぐらいの時期になると思いだすのがSLニセコ号。9月下旬から11月上旬の土日祝を中心に運行されていた北海道のSL列車を代表するものの1つでしたが、早いものでSLニセコが廃止になって4度目の秋を迎えました。最初の頃は特急ニセコなどで補う試みも見られましたが、今ではすっかり秋のニセコは静かなものになってしまっています。今年は台風や震災の影響もあり特急ニセコもろくに走らないうちに運行期間を終えてしまいました。 毎年紅葉するニセコの山々にSLの音が響いていたものの、そんなこともすっかりなくなってしまいました。 SLニセコは他のSL列車と違い、C63 3号機が走っていた頃にもあった由緒ある列車のはずなんですがね。
冬の湿原号を残しすべてのSL列車は再び北海道から姿を消し、C11 207号機までもが北海道から姿を消し東武鉄道へ渡って行ってしまいました。まあお荷物だとか、コストがどうのとかSLだけに煙たがられ、ろくに活用もしてもらえなかったJR北海道にいるよりは、熱烈歓迎してくれている東武鉄道に渡った方がカマとしては幸せなのかもしれませんが、道民としては今でも大事なものを失った感じは否めません。
もう最終運行から4年になるにも関わらず、今年も「毎年この時期はニセコにSLを撮りに行ってたな、そろそろ紅葉とコラボ出来るシーズンになってきてるだろうか」と思ってしまっています。
そして来年春を前にSL夕張応援号は走った石勝線夕張支線が廃止となってしまい、たとえ再びSL列車が色々走るようになったとしても、夕張にSLの音が再び響くことは二度とないわけです。 |
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