
2016年より長らく放置され、一時は撤去までされた琴似駅の折り返し線が再整備され復活し使用開始となりました。 これは旭川ー新千歳空港の直通便廃止に伴うもので、札幌に到着した789系を琴似まで一旦回送して折り返し線で折り返すという方法に変わっています。
そこで新たに発生したのが効率よく789系を撮れる区間が登場したということ。琴似駅の場合手前で列車が止まってしまうので撮りにくいですが、桑園だとしっかり通過しますので、通過する回送列車を撮ることができるわけです。
この折り返し線での停車は短く、5分程度ですぐに札幌へ折り返してしまいます。 私が観測したところだと、桑園を通過してことにへ向かって行った回送列車は15分ほどで今度は札幌へ向けて通過して行きます。 そのため短時間で2回も撮影が可能なわけです。さらに札幌運転所に出入りする789系の回送がある時間帯ならプラス1本のおまけつきです。 789系が本来活躍する函館本線札幌ー旭川よりも効率よく789系が撮れるというのが桑園なのではないでしょうか。旅行のついでにプチ撮影という場合にはお勧めな場所かもしれません。
ちなみに基本的には789系の折り返しで使っている琴似駅の折り返し線ですが、稀に時間帯によっては3ドア電車が入る場合もあるようです。
にしても琴似まで回送してすぐ折り返して行くというのもなんだか非効率な回送をしているような気もするんですがね。 カムイやライラックが札幌に到着してから折り返しまでは30分強で、列車本数の多い札幌駅で30分も1つの線路を塞がれてしまうというのは問題があるのかもしれませんが、ホームでの折り返し、所謂「前取り」方式にした方が効率は良さそうな感じもするんですけどね。
また琴似へいちいち回送して折り返すことで、折り返し列車の入線時間が結構発車時間ギリギリな感じになってしまっているような気もするんですよね。 特にこの寒い時期に寒いホームで待たされる乗客としてはたまんないのでは?と。
地方の駅ではかなり前からドアを開けてお客さんを受け入れていたりするんですけどね。 |
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