レカ郎写真記


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...... 2019年03月04日 の日記 ......
■ ズラリ製造中のロータリー車   [ NO. 2019030401-1 ]



今年は早くも急激に春めいて来ている北海道、そろそろ徐雪車両も今年の任務が終了となる時期になってきましたが、日本で数少ない除雪車を専門に製造している企業が札幌にあります。
それがNICHIJO、旧日本除雪機製作所です。ここではロータリー車、凍結防止剤散布車などの除雪車の他、鉄道のモーターカーや圧雪車からDMVまで製造しています。
正確には建設機械メーカーということになりますが、日本では数少ない除雪機メーカーとなっています。

元々は留萌鉄道の関連会社でスタートし、後に川崎重工の傘下となっていますので、現在は川重関連の企業となりますが、本社が札幌市手稲区にあるどさんこ企業です。

さて先日その工場の1つ稲穂工場の前を通りかかりました。やはり敷地内にはズラリロータリー車が。公道側には歩道などを除雪する小型のロータリー車が置かれていましたが、全部同じ色なんですね。納入先によって黄色だったり、札幌市のように青だったり、緑だったり色んなカラーがありますが、ここにいるのは全部黄色一色。おそらく下塗りの状態なのではないかと思われます。
今後納入にあたって指定のカラーリングを行って納車となるのでしょうね。

ただこれが最新のロータリー車となります。まさに作ってる最中のものですからね。
最新型のものはエンジン部分がずんぐりむっくりな感じなんですね。後に向かって斜めに下がった構造になっているのは後方の視認性をよくするための工夫でしょう。最近の徐雪重機に見られる特徴の1つです。他にウィンドウを大きくして視界を大きく確保していたりする工夫も見られますが、オペレーターはまるでガラスケースに入ったような状態に近いものまでありますからね。
写真奥の方には大型のロータリーがチラリと見えますが、こちらもずんぐりむっくりなデザインとなっています。

道内だけでなく全国や世界規模で除雪車の販売を行っているだけに、この場にいる除雪機はどこに販売されていくのかも気になるところです。

元々は鉄道用のロータリー車から始まった道路用のロータリー車、確かに古いタイプのロータリー車ほどエンジン部分がディーゼル機関車のような形を残していますものね。

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