今日は17日の続きで先日見て回った旧士幌線跡地の様子のご紹介です。
先日は幌加駅までをご紹介しましたが、今日は幌加駅のご紹介です。
幌加駅は以前昨年末現地を訪問した際のものをご紹介していますので、今回は前回見なかった部分をいくつか取り上げてみました。
まずは幌加駅全景ですが、雪がないとこのような状態になっています。ホーム上にも木が生えていますが現役当初からあったのかなかったのか・・・という感じです。
ホームにはよく見るとこのようなプレートが。 登録年号が書いていませんでしたので、調べてみたところ2017年6月28日付けで登録とのこと。結構最近なんですね。 このホームは1939年に作られたもので全長61mなんだそうです。
待合室も何もないただのホームも長年保存されていると国に有形文化財と認められるものなんですね。 この糠平方面でメインになったのが糠平駅のはずですし、士幌線の糠平ー十勝三股までが休止になった後も糠平までは営業していたわけですが、糠平も終点の十勝三股にも駅舎やホームが残っていませんので、この幌加だけが唯一ホームが残っている場所ということになります。士幌線自体こうした施設が保存されている個所が少ないようなので貴重な士幌線の遺構でもあるようですね。
さて前回は雪があったので先へは進まずホームまでにしておいたんですが、今回は雪がありませんでしたので少し先へ進んでみました。
糠平方面にも十勝三股方面同様ポイントが残されています。幌加駅構内だけ線路が残されているというのがこれでお分かりいただけるかと思います。
十勝三股方向を見ている形になりますが、この位置から180度回転して糠平方向を見るとこんな感じです。
廃線跡がずっと今も森を切り裂くように続いています。全線の廃止は昭和の終わり、そして国鉄の終わりですが、平成が終わり令和になってもなお廃線跡は生き続けています。 この士幌線、全線廃止が87年3月23日、国鉄からJRになったのがこの年の4月1日ですので、ギリギリでJRに受け継がれなかった路線ということになりますね。
次回へ続く |
|