
今日は士別軌道から1台。 士別軌道には道内最後となる現役のモノコック車が存在していますが、先日そのモノコックを士別を通った際見に行ってみました。 旭川22か1269をつけるこのクルマは98年に士別軌道に移籍で入った82年式の日野RC。元々は和寒町が保有していた自家用車です。 残念ながら今回はフロントから見ることができませんでしたので、リアからの画像しかないのですが、これだけでも十分です。
元々自家用車で製造されており、それを路線車へ転用しているため少々無理があるような箇所も見られますが、自家用車のわりには前中戸仕様となっているのも面白い点。 82年ですから、路線車はスケルトン化されブルーリボンと名乗り出した頃ですから、モノコック車最後のグループとなるのではないでしょうか? また移籍時期も200ナンバーが発行され始めた98年ですので、旭川22ナンバーはギリギリの交付だったということになるはずですね。
14年に復刻カラーとしてこのカラーリングに改められていますが、令和の現在も昭和生まれのこのクルマが平日の一部の便で使用されているというのがすごいところ。 中ドア後ろに車掌窓のようなものもついていますので、ツーマンでも対応できそうなクルマです。 デメキンのシーケンシャルフラッシャーライトも懐かしい限りです。
古いクルマですが、しっかり磨きこまれていてきちんとメンテナンスされているのが分かりますね。
部品の関係で廃車という可能性もありそうですが、せっかくここまで行き残っているのですから末長い現役生活を送ってほしい、そして今度はしっかりフロントから撮ってみたいと思う次第です。
ただそのうち運転できるドライバーがいないということになるかもしれませんね。 |
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