
快速エアポートと言えばまず頭に浮かぶのが721系。14年から導入され数を増やしつつある733系3000番台に最近では押されがちですが、今でもエアポートと言えば721系というイメージです。その721系のエアポートが近い将来733系に置き換えになってしまうんだとか。エアポートの増便と同時進行で行われるようですが、今はまだエアポートで見ることができる721系も近い将来見られなくなってしまうようです。すでに721系の初期車では運用から外れている車両が出始めているようで、今後は721系の置き換えが進んでゆくことになるかと思いますが、711系を追いやった733系が今度は721系までもを追いやることになりそうで、恐るべし733系といった感じです。
デッキつきでクロスシートという北海道特有の持ち味を持った車両もどんどん姿を消すことになるのでしょうけど、デッキレスは乗降はしやすいものの、特に冬場は731系からずっと思っていることですが、デッキレスの通勤型は車内が寒いなと感じます。その土地に合った車両の開発というのを求めたいものです。またせっかくデッキレスで乗降しやすくしているのに、最近ではでかいスーツケースで通路がふさがり、ドア付近から中へ入れないという状況もしばしば見かけます。これなら寒いデッキレスの車両を投入する意味がまるでないわけですから、もうちょっとエアポート編成だけでも大型の荷棚を設けるとか対策を取ってほしいなと思うんですよね。それか、いっそのこと以前から述べていますが、エアポートは快速ではなく空港連絡に特化した急行や特急に格上げしてもいいんじゃないかなと思うんですよね。ローカル利用と空港利用の乗客が混在しているというスタイルはすでに限界に来ているようにも思いますから、これらを分けるというのも1つの手ではないかと思うのです。
今まで当たり前のように見てきた721系のエアポート、その時のタイミングにもよるのでしょうけど、最近では733系の方がエアポートに入っていることが多い気がします。今後本格的に置き換えが始まって来ると当たり前に走っていた721系のエアポートもだんだんと見られなくなってくるのでしょうね。まさに今のうちといったところでしょうか。
ところでエアポート編成には8次車が中間に挟まっていますが、これらも廃車となると一緒に廃車されてしまうことになるのでしょうね。転用しようにも車齢が早いもので20年前後になりますし、転用改造をするより廃車してしまった方がコスト的にも安上がりと判断されてしまうのでしょうけど、なんだかもったいない感じがするのと、そうなると最終的に8次車で残るのはエアポートにあまり関係のない1両だけのモハ721−5001ということになるでしょうかね。もしかすると721系で最後に残る編成がF−5001かもしれませんね。 |
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