先日石狩月形駅のご紹介をしましたが、今日はその続きです。
先日は駅の外観が中心でしたが、今日は駅舎内のご紹介です。
駅舎内はこのような感じになっています。 このような駅が北海道には多いですが、当時スタンダードだったスタイルなのでしょうかね。 現在窓口は1か所ですが、かつては2、3か所あったような感じです。
その窓口ですが、国鉄時代、昭和の時代を漂わせる渋い窓口です。
余談ですが、ここで有名なのは硬券入場券がある駅だったということ。ところが今回訪れた際既に売り切れになっていました。またここには軟券常備券も3種類あるんですが、このうち石狩月形ー白石〜手稲は売り切れになっていました。 残りは私が買った石狩月形ー石狩当別と石狩月形ー百合ヶ原〜新琴似のみとなっていますが、こちらもいつ売り切れるか分かりません。
それにしてもこの区間設定がなんとも謎ですね。昔はもっと色々な区間設定があって最終的に生き残ったのがこの3種類だったということなのでしょうか。
さらに余談ですが、最近JR北海道では硬券入場券の廃止でも行ったのでしょうか?今年道東や道北方面へ行った時も去年まであったという情報のある駅で問い合わせてもことごとく硬券入場券の取り扱いのある駅が1つもありませんでした。 これだけことごとくないと本社の方で回収命令でも出したのではないか?とさえ思うのですがどうなのでしょう。消費増税と運賃、料金自体の値上げでまた料金が改定になるため改めて硬券入場券を作り直すということはしない、残っている駅では廃止して回収するとしたのでしょうかね。
それにしてもJRに限らずですが、8%に上げた時10円上げて10%になる時また10円上げるというのは取り過ぎなのでは?と思うんですよね。首都圏などではICカードに限り1円単位の値上げにしているようですので、出来ないわけではないんですけどね。
全国的にも硬券は貴重になっていますが、それを廃止してしまうというのは愚策な気がするんですよね。あえて硬券を作って販売してPRもしまくって旅行の記念にでも買ってもらう、企画もののご当地入場券よりいいと思うんですけどね。 券売機で発行している入場券はそのうち印字が消えてしまうので記念になりませんし。私が持っているものも随分消えてしまっている入場券があります。その点硬券は印字が消えることがないのでいいと思うんですけどね。
さてこの窓口、あくまでもこの駅の駅員は運転要因としての配置ですので列車の発着時間が近づくとこのような状態になります。
駅の窓口なのに運転作業とはなんぞ?となってしまいますが、スタフの受け渡し業務のためホームに出てしまうためです。 こういう案内をみたのは初めてでしたし道内で他にこんな運転作業中という表示を窓口に出す駅は他にないんじゃないかと思うんですよね。これも石狩月形駅ならではのものです。
日に何度かこのような待ち合わせがこの駅で行われます。この時全国にキハ40数あれど、この札沼線限定で2両しかない400番台をいっぺんに見ることができる瞬間でもあります。 この日は402号の方に800番台が増結でついた2両でしたのでこのような画になりました。
列車によっては結構早くに来てしばらくここで待ち合わせを行う場合もあるので入線シーンを見たい場合は注意が必要です。
このキハ40 400番台も札沼線の非電化区間廃止と同時に廃車されてしまうのでしょうね。 他のキハ40より走行距離が少なくて馬力もあると思うのですが・・・。
最後に駅構内全景を。 今はホームにも柵がつく時代ですが、ここは線路の周りにすら柵はありません。なんと開放的な、そして昭和の時代を感じさせる光景でしょう。 昔は柵などいちいちまわさなくても滅多に人がひかれるなんてなかったんじゃないかと思うんですが現代人はどうしてしまったのでしょう。
来年には失われる光景です。構内はしばらくこのままでも線路は来年の今頃には撤去済みになっているはず。これも月形町に鉄道があったことを証明する1枚になってしまうのでしょうね。
今回ちょっとやり残したことがあるほか、新たに行ってみたい場所も出来たので、今後も札沼線には何度か行くのではないかと思うのですが、これからは日没が早くなる時期なのが辛いところです。 |
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