
先日の苗穂工場公開でトラバーサーの実演がありました。トラバーサーの実演というのは公開イベントであまりやってた記憶がないのですが、そのトラバーサーの車両移動に使われたのが新型のH100形でした。 構内のアナウンスでH100を使うとの趣旨があったのですが、最初H100といわれてピンときませんでした。最近ではあまり試運転の話しも聞かなくなってましたからね。 ということで見に行きましたが、実車を見るのはこれで2回目でしょうか。1回目は昨年晩秋の頃に夕方江別方面から試運転でやって来たのを偶然目撃した時でしたのでそれ以来となります。
今回使われたのはH100−1でした。直前に量産車が6両納車になっていますが、こちらではありませんでした。しかもなぜか仮台車を履いているH100−1です。
このH100、来年春のダイヤ改正で函館本線山線のキハ40担当列車をすべて置き換える計画のようです。なのでこの秋から冬にかけてが山線を走るキハ40、キハ150は最後となります。 いきなり降って湧いたように出た山線からのキハ40撤退、冬季はキハ150に置き換えて走ることも多いので、秋が山線を走るキハ40は実質最後になるのではないかと思いますが、ついに山線からタイフォンの音が消える時が来てしまったようです。
現在山線で使っているキハ150はどうするのでしょうね。苫小牧へ転属させて苫小牧運転所エリアで使うことになるのでしょうか。そうするとH100投入数以上にキハ40が減りそうな気がします。 まあ運転本数の少ない場所からという感じなのでしょうかね。20年から21年にかけて60両ものH100が入る計画のようですから、H100納車ラッシュ、そしてその後キハ40の廃車・解体ラッシュが来ることになりそうです。
現在120両程度あるキハ40が2年ほどで半分になってしまうことになりますから、一気にキハ40を見る機会が減ってしまいそうな予感です。
それにしても苗穂のトラバーサーが稼働しているシーン、初めて見た気がしました。車両の製造を行っている川崎重工ではもっと色んなトラバーサーがあるようですね。 また札幌の地下鉄には転轍機がトラバーサー式というものもあり、こちらも興味深いものがります。 |
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