石勝線夕張支線が消えて早いもので半年が過ぎました。そして最初の夏が過ぎ秋が過ぎようとしています。先日夕張を通る機会がありました。5月にも市内は通っているんですが、夜だったのでよく見えなかったものの、今回は日中でしたので、その様子がよく見えました。全体的には廃線後からさほど変わっていないなという感じで、駅舎も私が見た清水沢、南清水沢、沼の沢は健在でしたし、線路もそのまま残っていました。ただ南清水沢では駅から少し新夕張側でバスターミナルの建設工事が始まっており、これによって一部線路跡地が開発されて線路が失われている場所がありました。
さてその中から2ヶ所で撮影出来ましたのでその様子を。
まずはこちら
夕張線ではおなじみの場所でしたが、まだ下の方に線路が残っていますね。ただ草だらけで、列車が走っていたとしてもここでは撮影は難しそうです。しばらくここでは撮っていなかったんですが、鉄道があった頃からこんな見通しが悪かったのでしょうか。ただ今にも向こうから列車がやってきそうな感じなのは変わりありません。ただ今はそう見えてもそのうち自然に帰って行ってどこに線路があったのかもわからなくなってしまうのでしょうね。
さて続いては新夕張駅へ行きました。これといって変わった感じはなかったのですが、改札口の中を見てみると・・・
こうなっていました。 夕張支線が発着していた3、4番線が用途を失い立入禁止になっているではありませんか。使われなくなったとは聞いていましたが、立ち入りまで出来なくなっていたとは・・・。 これを見て改めて夕張支線の廃止を目の当たりにした気がしました。 ということは新夕張駅も夕張支線の廃止に伴って規模が縮小になったということになるのでしょうね。
そのうち使わなくなったホームや線路設備の撤去というのも行われることになるのでしょうかね。
それにしても代替バスの役割を担う石炭博物館までのバス路線の運賃を見て改めてびっくり。新夕張駅から石炭博物館までたった19kmの距離が830円もするんですね。ちなみに札幌ー岩見沢の都市間バスが800円、札幌ー小樽間が620円ですからいかに夕張市内のバスが高いかが分かりますね。一応1日乗車券が1200円で売られていますが、夕張市内をバスで移動する場合は最初から1日乗車券を使うのがよさそうです。あっという間に元がとれるでしょうからね。 これが過疎の町が直面する問題の1つでもあるわけです。 それにしても結構地方の路線バスも時々乗ったりする方ですが、これほど高い路線はちょっと他では見たことない気がします。公共交通を使う夕張市民の方々は大変でしょうね。 |
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