
先日のダイヤ改正で消えたものその3、それは函館本線山線のキハ達です。国鉄時代からキハ達が小樽ー長万部で走ってきましたが、今回の改正でH100に置き換わってしまいました。形としては気動車になるのでしょうけど、形式からキハの文字が消えてしまいました。残りは細々と朝晩走るキハ201のみとなってしまいましたが、かつてこんないっぺんに車両が入れ替わるというやり方はあったでしょうか。半分くらい入れ替えて、次のタイミングでもう半分とか、徐々に置き換えて行くという方法はありますが、その日を限りにがらりと全部使用車両が入れ替わるというのはあまり聞いたことがない気がします。
この区間で最後まで活躍してきたのがキハ40とキハ150。最近では主にキハ150が主体になっていた感じですが、山線にSLニセコが走っていた頃、これら2形式のキハにはお世話になったりしたものです。特に稲穂峠をエンジンは唸っていてもゆっくりゆっくりしか上がれないキハ40は印象的でした。
最後は改正日の14日にキハ150の回送が走ったようですが、もうキハ40とキハ150がこの地を走ることは基本的にはないのでしょう。
ということで今日の写真ですが、この改正を前にしてちょっと先日撮りに行ってみたキハ150を。 山線のキハ150はSLの前座的に撮ることはありましたが、わざわざ撮りに出向くというのは今までありませんでした。最後くらいはいいかな〜なんて思って行ってみたんですが、気になるのは今後の処遇。キハ40は廃車ということも十分考えられますが、キハ150はどうでしょうね。0番台も苫小牧に転属になって、苫小牧運転所エリアで活躍することになるのでしょうか。そうなると新夕張や室蘭などにも入ることになるのかなと思うのですが、運用次第では0番台が通い慣れた長万部まで行くこともあるかもしれませんね。
それにしてもH100形、今までにないJR北海道発の電気式ディーゼルの車両だというのに、結局デビューまで試乗会や内覧会もなく、出発式などのセレモニーもなく静かなデビューとなってしまいました。新型コロナのため人が集まるイベントができなかったということもあるのでしょうけど、報道でも北斗が白老に停車するようになったとか、特別快速エアポートが走りだしたというような内容のものはありましたが、H100形デビューというニュースは1つもなく、さびしいデビューになってしまったものです。 JR北海道側でもそれほどPRしてなかったように思うのですが、結局独自開発した車両ではなく、東日本のGV−E400をほぼそのまま導入したような形になったので、それほど意気込んでいなかったのかな〜とも感じてしまいました。
車両がきれいなうちにH100を撮りに山線に行ってみようかと思っていますが、これまでにない電気式ディーゼルのH100、これまでのところ特にトラブルもなく順調に運用しているようですね。次はどこの線区に投入されることになるのでしょうか。 |
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