
新型コロナウィルスが世界的に猛威を振っていますが、そうした中今年はぴったり聞かないのがPM2.5というフレーズ。発生源である中国で工場が停止し、産業活動が停滞している影響で、ここのところ度々問題になるひどい大気汚染が発生していないのです。ひどいと中国から輸入した物資が入っている箱やそれらが詰まっている倉庫、コンテナなどの中がPM2.5で真っ黒になっているということもあったようです。 その影響で毎年これぐらいの時期になると花粉とともに悩みのタネだったPM2.5が日本に襲来して来ておらず、久方ぶりにクリアな空を見ることが出来ています。
今日の写真もその1つ。昨年も同じ場所で同じ時期に撮っているんですが、ひどい時だとロシアの森林火災もあいまって、PM2.5で奥の藻岩山をはじめとした石狩山地がかすんで見えなくなったり、夕日が燃えるように真っ赤になっていたりしましたが、今年はそのような光景は見かけていません。 夕日が色濃くなるのは写真としてはいいようにも思いますが、わざとくさい色になってしまうのでこれはこれであまりよくないのと、視界が悪くなるので奥の景色がかすんでしまうんですね。撮ってる方としても汚染物質を吸い込んでるわけですから体にもよくありません。
ということで、今年の春は久々にきれいな空気、きれいな空が戻ってきているわけですが、ただ空気だけはきれいとは言い難いかもしれませんね。PM2.5に変わって今年は伝染病のウィルスが飛び交っているわけですから。
コロナウィルスの蔓延で久々に得たきれいな景色、ウィルスの終息後も引き続きこのきれいな景色が見られるよう、中国由来の大気汚染に関して考え取り組んでいく必要があるのではないでしょうか。 |
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