レカ郎写真記


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...... 2020年07月30日 の日記 ......
■ いずれ消えるもの同士   [ NO. 2020073001-1 ]



ようやく今月から運行が始まった今年のフラノラベンダーエクスプレス。クリスタルエクスプレス亡き後、ノーズレインボー1編成体制で迎える初のシーズンでどうなるのかと思っていたところ、疫病の蔓延により運転計画は大幅に縮小となり、例年最大2往復設定されていたこの列車も1往復のみになってしまい、本来計画されていた姿を見ることができなくなってしまいました。
また残った1往復も基本週末や祝日中心の運行で期間中毎日運行というスタイルではなくなってしまいました。ひょっとするとこれがこれからのスタイルとして定着してしまうんじゃないだろうかと思ってしまうんですが、非常にさびしいシーズンとなってしまいました。

さてにわかに今年は脚光を浴びるこのフラノラベンダーエクスプレス。というのは唯一残るリゾート編成であるノースレインボーが最後になるのではないかという話があるため。既にキハ261系5000番台が1編成納車となり、次なる編成が川重で製作開始になっている模様。ドピンクのキハ261系がクリスタルの代わりとするならば、現在制作中の編成がノースレインボーの置き換え車両ということになりますし、早速来年からキハ261系の5000番台が運用開始になる計画です。となれば来年のフラノラベンダーエクスプレスはキハ261系に置き換わり、最後に残るリゾート編成のノースがお払い箱となってしまう可能性が大いにあります。

ということで、先日ノースを撮りに出てみました。場所はあえてこの場所。というのは去年この場所でクリスタルを撮っているため。その時はクリスタルがその少し後にラストランとなるなど思いもしませんでしたので、メインはバックの百年記念塔だったのです。百年記念塔は近い将来解体される計画がありますので、いずれ消えるもの。ということでクリスタルと撮ったのですが、まさかクリスタルまであっけなくいなくなってしまうとは思いませんでした。

ということで、今度はノースで同じように撮っておこうと思ったわけです。

それにしてもノースは最大6編成あったリゾート車の中でも一番有能なんですよね。130km運転に対応できてますし、本州での運転も考慮して開発されています。実際以前はしょっちゅう東北へ行っていましたし。
130km運転に対応していたことが特急の代走を務められることにもつながりました。
また92年製作とキハ183系の中では一番新しいはず。おまけにリゾート編成ですから通常のキハ183系よりあきらかに走行距離も少ないはずですよね。にも関わらず先陣を切って廃車にされようとしているのはどうにも納得できません。せめてどこか他のJRや私鉄に売却や譲渡という形で解体をまのがれてもらえないだろうかと思うばかりです。
JR九州ならキハ183系の運行実績もありますからちょうどいいんですけどね。

廃車にするにはあまりにも惜しい車両だなとつくづく思ってしまいます。
またこのノースの廃車によってついに道内からダブルデッカーも消えることになるんですよね。ダブルデッカーも魅力の1つのような気がするんですけどね。
ノースは何度か乗っていて、リゾート編成で一番乗った車両でもありますが、ダブルデッカーの1階の窓からホームの下が見えたのは驚きでした。普通はそんなホームより目線が低い車窓の景色は見れない光景ですものね。

これらリゾート編成の代わりに投入されるのがキハ261系5000番台ですが、私個人としては代わりはとても勤まらないのではないかと思っています。魅力にかけるんですよね。そこらを走っているキハ261系と内装やカラーリングがちょっと違うだけじゃないかと思ってしまって。
ニセコ、クリスタル、ノースは同じキハ183系でも通常のキハ183系と全く違う形に装備で特別感がありましたし。これらリゾート編成はわざわざ乗ってみたい車両でもありましたからね。
せめてキハ261系5000番台は形状だけでも通常のキハ261系と全く違ったリゾートに特化したものであってほしかったなと思うばかりです。


そういえばフラノラベンダーエクスプレスって最大3往復の時代がありましたね。通常のキハ183系で特急フラノが走っていた時もありましたし。今となってはどれも懐かしい思い出になってしまいました。

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