
今日はアイビーエスのクルマを1台ご紹介です。 今日ご紹介するのはアイビーエス北海道営業所所属の札幌204き8888、三菱ふそうエアロクイーンです。
このクルマはアイビーエスが新製導入したとみられるBKG代のエアロクイーン。 元々は関東圏で使われていたものが北海道営業所に応援のような形でやってきているもので、北海道と本州を何度か行き来していた個体のようです。
行灯が貸切車ながらLED表示になっており、元路線車かと思いきや、後部は回転式サロンになっているようなのでそうした過去はないようです。
さて今日のクルマ、実は以前にもご紹介したことのあるクルマなんですが、今日はどちらかというと車両ではなくアイビーエス自体の話題ですが、近年北海道にも営業所を開設したIBS。札幌の清田区里塚に営業所を旗揚げして運営してきましたが、少し前に通りかかったところIBSの敷地内にバスが1台もおらず、道美観光の廃車体とみられるものが置いてありました。そして先日再び通りかかったところ、バスはすっかりなくなり、乗用車がたくさん留め置かれていました。 もしかしてと調べてみたところ、IBSの公式サイトから北海道営業所が削除されていました。
インバウンドなどで需要が増えたことにより、道内では貸切バスが引っ張りだこ状態になり、本州の事業者が道内に進出してくるという事例が随分とみられましたが、コロナにより需要が激減すると廃業する事業者や道内から撤退してしまう事業者が相次いでおり、IBSもどうやら道内から撤退してしまったようです。
車両はおそらく本州の営業所に散っていったことと思いますが、空っぽになった敷地や乗用車が代わりに入っている元営業所を見るとなんとも寂しい光景でした。
以前は貸切バスを街中で随分見かけたものですが、今はほとんど見ない状態で、新車を導入したものの1度も使わずに手放してしまった事業者などもあるとか。 コロナがもし終息することがあって、以前の状態に戻った時、道内から撤退してしまった事業者は戻ってきてくれるのでしょうかね。もう道内ではIBSの車両を見ることができないのでしょうか。
それにしてもまだコロナ騒動が始まって1年も経っていないのにこれほどまで経済が落ち込み、たった1年足らずで世の中がめちゃくちゃになるとは、我々の日常はなんとももろいものの上に成り立っていたんだなと感じてしまいます。 |
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