
今年は帰省の自粛が叫ばれる中での年末を迎えました。各交通機関は前代未聞の空き具合といったところのようですが、以前だとこの時期どの列車も増結に次ぐ増結で普段の2倍も編成が長いという列車もあったほどでした。 オホーツクは昔中間に増結21,22号車という車両が入って最後尾が4号車ということがよくありましたが、帰省ラッシュ時期だとそれに加えて6号車まであり、8両編成ということもあったように記憶しています。 またあまり回数は多くなかったですが、スーパーおおぞらも11両や12両という編成があったように記憶しています。 00年代初頭は随分鉄道が元気だったように思うのですが、私もそんな活気づく姿を撮りに出ていたものです。ただ残念なのがはまなすですね。この時期はまなすは上下列車共に暗い時間の走行ですので撮影が困難だったため、11両編成など長大編成になっても撮りに行くことはできませんでした。
さて今日はそんな中から在りし日の785系の姿を。 おそらく年末の増結狙いで撮ったものだと思いますが、785系のスーパーホワイトアローです。 まだスカートの穴もスタビライザーもついていませんし、パンタも交差式の時代です。ヘッドライトだけはすでにHID化済みですね。
よく見るとこの編成は増結編成がついた6両編成となています。 785系は朝晩の列車でこうした増結が見られましたが、帰省ラッシュ時期になると通常では朝の時間が終わると札幌で切り離して増結編成だけ札幌運転所へ帰るというスタイルだったものの、この時は切り離しがないままずっと6両で1日走っていました。 なので普段はあまり撮る機会のない785系の6両編成を簡単に撮れるチャンスだったというのが帰省ラッシュ時期だったんですね。 781系も編成の組み換えを行って6両になり、余った先頭車がいくつも苗穂に帰省ラッシュ時期が終わるまで留置されていたものです。また781系の場合パンタが1編成に付き3本も立つ姿は見ごたえのあるものでした。
この785系も今では後ろ2両の増結編成だけが生き残るのみ。まだ置き換えなどの話はないようですが、30年を超える車両ですからいつその時が来てもおかしくないのでしょうね。この写真の頃はまだまだ若い時代だったのですが。
今思えば日常的に見れた増結編成が2両で札幌ー手稲を回送する姿、もうちょっと撮っておけばよかったです。今じゃ絶対見られない光景ですからね。 |
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