
冬の間に欠かせないのが除雪車両。道路の除雪車だけでなく、鉄道ではラッセル車やハイモなどがありますが、そのうちの1つにササラ電車というものがあります。
先日札幌市電の電車事業所内を見るとササラ電車が2台止まっていました。
まずは手前ですがこちらは雪22号で今シーズンがデビュー戦となる最新のもの。札幌交通機械での制作ですのでJR北海道系列で製造されたことになります。
この雪20形は19年より導入されているもの。先輩の雪10形と比較してもそんなに差はないようですが、ブルームの駆動方式やヘッドライトのLED化などでの差が見られます。
一方後ろのササラ電車は雪3号で最古参のササラ電車の1つ。こちらの方がやはり昔からゼブラ模様のスズメバチ柄という変わらぬ姿なので見慣れた感があります。
ただ双方比較すると基本的な部分では形状が同じなんですよね。というかこれ以上変えようがないのかもしれません。
運転席側が旋回窓、助手席側がワイパーというのも同じです。
それにしても面白い構造ですね。なにせ台車が1つでこの上に車両が乗ってるわけですから。横から見ると前後に台車があるわけではないので違和感を覚えるほどです。
こんな竹のブラシで除雪できるの?と思うのですが、出来るから今までずっとササラ電車で通してきてるんですよね。そうでなければとっくに別なものになっているはずですから。まさに冬の守護神です。
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