レカ郎写真記


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...... 2022年06月09日 の日記 ......
■ 失われゆく建物と光景   [ NO. 2022060901-1 ]



先日撮影中ふと線路の向こうの寿味噌札幌工場に重機が2台いるのに気づきました。ん?っと思って見ると一部窓がありません。もしや・・・と思ってとりあえず撮ったのが今日の写真。
帰ってから調べてみると、既に昨年9月には操業を停止していたようで、今後解体されてしまうそうです。

見るからに古いこの建物は今年で69年目なんだとか。70年目を目前に壊されてしまうことになりますが、この建物が出来た当時、711系どころかSLが走っていたんでしょうね。函館本線が非電化の時代からずっとここで見てきたわけです。
建物としてはいい感じに熟して来たはずですが、今の日本は老朽化の名のもとにすぐ壊してしまいますからね。壊すのは簡単ですが、ここまでになるにはそう簡単なことではないんですけどね。
工場として使えなくなっても、何か再利用する方法はなかったのでしょうか。一方でレンガの倉庫などはアンティークとか言って再利用するんですよね。
こういう建物も価値を認めて残しておかないと、老朽化や仕方ないで壊していては明治以降のものがほとんど残らず、そのうちその時代が忘れ去られる時代になってしまうような気がします。特に北海道なんて歴史が浅いですからね。本州よりも何も残らなくなってしまいますし、いつまでも薄っぺらな歴史しか残らないことになります。

とりあえずで撮ったものなのでこれしかありませんが、解体されるものと事前にわかっていればもうちょっといいアングルまで足を運んだんですけどね。また1つ歴史ある建物が失われようとしています。

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