
長らく新車導入がそれほど行われず、半世紀以上前の車両が中心となって運行してきた札幌市電ですが、ここ数年で大きく変わってきています。 昨年のM101廃車に象徴されるように、旧型車両の廃車が相次いでいるためで、今年もさらに廃車が出てしまいました。そのうちの1両が今日ご紹介の250形の255号。 今年8月に廃車となってしまいましたが、この255号はなんと言ってもこのユニークなラッピングが特徴的でした。丸形のヘッドライトをうまくキャラクターの目として使っているので目が光ってやってくるんですね。思わず観光客も笑ってしまうラッピングだったのではないかと思いますが、最後まで原色に復帰することなくラッピングで終えてしまったようです。なおこのラッピングは今のところ別な車両には引き継がれていないようです。
不思議なことに旧型では一番新しいはずの250形が次々姿を消しているんですよね。で以外に一番古い210形が残っている。札幌市電における廃車の順番は年功序列ではないということなのでしょうか。
それにしても1100形もあっという間に札幌市電最大の大所帯になってしまいましが、子供からお年寄りまでなじみ深いこの旧車が全滅してしまうという日が近い将来来てしまうのでしょうかね。 バリアフリーもわかりますが、かといって全国どこへ行っても似たような車両、具体的にはリトルダンサーシリーズばかりになってしまうというのも個性がなくてつまらないな〜と思うんですよね。 |
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