
先日10日に復刻カラーを纏っていた札幌市電の243号がラストランを行いました。 ラストも通常通り一般運用だと思っていましたが、最後はこの復刻カラーをクラウドファンディングで実現させた方々による貸切電車での運用で外回りを周回する運用でした。 最後はあえて貸切にはせず一般運用にして多くの人に乗ってもらえるようにすればよかったのにな〜とちょっと思ったりもしましたが、最後はLED表示の上から幕式表示風のステッカーを貼りだしての運行で車内には以前掲げていたこともあるヘッドマークなども展示された状態でした。 これで再び札幌市電から昔懐かしいカラーが消滅してしまいましたが、210形シリーズとしては生存率が高く一時最大の両数だった240形も4両まで減ってしまいました。 1960年に札幌綜合鉄工共同組合で製造された道産車両ですが、主要部品は150形からの流用ですので、88年前の部品が生きている車両でもあるんですよね。どんどん減り行く動態保存のような札幌市電の旧型車ですが、最終的にはどこまで減ってしまうのでしょうか。
それにしてもこの240形よりさらに古い現在の札幌市電では最古となっている210形が現役というのは心強いです。先日も210形に乗りましたが、何も函館市田のはいから電車だけがレトロ電車ではないな〜と感じました。
ふと思ったのですが、札幌市電では今年12月に再び運賃を230円に上げるとのこと。「市電よ、お前もか・・・」といったところですが、この240形がデビューした当初からすると一体いくら値上がりしてることになるんでしょうね。230円となればおそらく200円以上ではないかと思うのですが・・・。 |
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