
721系の廃車・解体が行われています。733系がさらに増え続ける中、ついにその時が来たんだななんて思うわけですが、ただ私の予想と180度違ったのはその廃車方法。721系は年功序列の廃車ではなかったんですね。
まず手を付けられたのが8次車を挟む4100番台と5100番台でした。特に5100番台は中間車がすべて新造車ですので、最後まで残るのはこの辺りではないかと思っていたんですね。ところが真っ先に廃車され出したのが721系で一番新しい車両を含む4100番台と5100番台だったわけです。
新しいと言ってももう早いもので製造から22年ですので「ん〜・・・・」という感じですが、寿命を30年が基本とするとまだ8年は使えましたからね。ちょっともったいないかなと。 まあでも物は考えようで、新旧の車両が混在することで起きる不具合が多かったのかなと。例えばトラブルを起こす721系は大抵この手の車両だったとかであれば、いち早くお払い箱になってもおかしくはないですからね。 あとは130km運転を行っていた車両故他よりヤレていたということなのでしょうかね。
ただ一方で721系の中でもギリギリ昭和生まれという初期の車両が生き残っていたり、平成初期の車両が最近改めて検査入場していたりするというのも不思議なものです。 また同じエアポート編成でも3000番台が生き残っているんですよね。こちらは8次車を挟む編成や733系のエアポート編成の中でuシートのグレードが一番低いわけですが、あっちが廃車でこっちが残るんだ・・・と。
それにしてもかつてはエアポートの代名詞とも言えた721系が数を減らす時代。様々なタイプの車両があったり、たくさんの区番台が存在していますが、気づけばあれほどいたキハ183系やキハ40があっという間に貴重品になったように721系もすぐ貴重品になってしまうのでしょうね。
さて今日の写真は今年5月撮影のFー5103編成です。現在この編成が解体されていますが、これがこの編成最後の撮影になりました。離脱もこの後少ししてからだったようです。
8次車は甲種回送されてきたのを撮りに行ったものですが、そんな車両がもう廃車・解体になるとは・・・。 |
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