
今日は少し変わったものをご紹介。 今日ご紹介するのは道南金剛です。なんだそれは?という方が多いかと思いますが、函館市の指定文化財になっているもので、函館市でも旧恵山町に存在する柱状節理のこと。 柱状節理と言えば北海道だと層雲峡が有名ですが、函館周辺もかなり柱状節理が見られます。他に積丹半島でも見られますが、この道南金剛は断崖一面が柱状節理という圧巻の景色なのです。 国道278号の旧道を函館市内側から行くとやがて目の前にこの道南金剛が壁のようにそそり立つ姿が目に飛び込んで来ます。 かつては採石場でもあったそうですが、今は行われていません。
さて今日の写真、道南金剛が主役なのになぜこんな引いたアングルなのかというとその手の方ならピンと来るでしょう。道が切り通しになっていますね。実は元々ここは隧道のあったところ。この278号線旧道は通称日浦洞門と呼ばれる場所で道内の道路トンネルでは最古となる素掘りの隧道が連続で現存しているのですが、この場所はその中の一部隧道が開削撤去されたものなのです。おそらく日浦9号隧道だったものと思われますが、昭和4年竣工の隧道でした。 その名残が両脇に残る岩で、こちらも特に右側の岩を見ると分かりますが、柱状節理になっていますね。 そしてこの柱状節理、かなりもろいようで、左側は落石防止ネットを被せてありますが、下の方から崩れたものが漏れて来ていますね。
層雲峡でもかつて大崩落が発生して石狩川を埋め尽くし、対岸の国道に達して死傷者を出す大惨事を起こしたことがあり、以来一番いいところを通行止めにより見ることが出来なくなってしまいましたが、柱状節理は圧巻の景色にはなるものの、崩落の危険が常に付きまとうということでもあるのでしょうね。
なお一応説明しておきますが、道南金剛は写真正面の壁面です。
この場所は道内では現役として使われている今では珍しい素掘りの隧道を見ることが出来たり、地質的にも面白いところなので、その手の物が好きな人にとってはこの上ない場所と言えるのではないでしょうか。
柱状節理はマグマ由来の地質ですが、函館周辺は火山活動が活発な場所という証拠でもありますね。 恵山に駒ケ岳、函館山なども火山ですし、温泉、しかもかなり湯温の高い温泉が道南は多いですからね。 |
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