 今日は北海道ハートバスこと、余市自動車工業から1台。
今日ご紹介するのは余市自動車工業の札幌200か3467、日野ブルーリボンです。
このクルマの詳細は不明ですが、おそらく元は自家用だったものと思われる個体。特定輸送用のクルマで、ハートバスがこの特定輸送業務を請け負うことになった際に事業ナンバーを取得したものと思われます。
このブルリ、標準床のツーステップ車という今あまり見かけなくなってしまった懐かしいスタイルでかつハイバックシートを備えるロマンス仕様。しかも中ドアがワイドドアという普通ちょっと見かけないような発注内容になっている面白い個体です。
おそらくワイドドアになっている中ドアはリフトかスロープがついているものと思われますが、ワイドドアの場合窓が楯に大きくついているのに対し、このクルマの場合モノコック時代のワイドドアのように窓が小型になっている点も面白い点。しかも中ドア後ろにはツーマン車のようなメトロ窓が1つだけついています。 全体的には田の字窓となっているわけですが、このツーマン車のようなメトロ窓が一か所だけある関係でこの部分だけ窓割りが他とは違っているのも興味深いところです。 また前戸には補助ステップもついていますね。
一時北海道中央バスなどでドアに連動した補助ステップをつけたクルマがありましたが、結局あまり普及しないで終わってしまったので、今になってみるとこの補助ステップは結構貴重な仕様と言えそうです。 |
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