
キハ183系初期車の終焉が見えて来ています。長らくずっと運用を持っていたオホーツクからもほぼ脱退。今は以前白ボウズの立ち位置だった助っ人役に回っているのみで、オホーツク、それとオホーツクの2往復に代わる大雪はNN183が務めるようになっています。 そんな中今日はいつぞやの団臨を。もういつ撮ったものなのか忘れてしまいましたが、おそらく団臨だと思われるもの。今はこうした団臨というのもほんとになくなりましたね。以前だとさくらんぼ狩りツアーとか、紅葉狩りツアーとかが企画され、臨時列車が仕立てられていたものです。駅のツアー案内のチラシをもらって来ては団臨の行程をそこで得て撮影に出たりしていましたが、今はバスがメイン。ツアーもバス転換の時代なんでしょうね。 なので今となってはこうした団臨は貴重なもの。ヘルシーウォーキングですら臨時列車が出なくなりましたからね。 ひょっとするとこの写真の列車もヘルシーなのかな?という気がしますが、内容も珍しく今は亡きキハ184が入っています。長大編成向けに作られた中間電源車のキハ184ですが、特急の運転区間と比例するように編成もまた短くなるにつれて必要性が薄れた車両でした。しかも中間電源車ということで、車両の半分を機関室が占めているため定員が少ないんですね。なので使い勝手の悪い車両となり、出番が減って行ったわけですが、こうした団臨には時々出て来ていました。 とかち、おおぞらにはよく入っていたので、これらの線区ではよく目にしたものですが、この写真は函館本線で撮ったもの。函館本線経由の列車ではあまりキハ184が入らなかったので、函館本線上でキハ184が運用されている場面をこうして見るのはちょっとレアでした。 それにしてもこの編成、4両編成中3両が発電、給電能力のある車両というのがすごいですね。電力が余りまくりといった感じではないでしょうか。 今ではキハ184が全廃、そこから派生したキハ183−100番台もついに全廃し、スラントも全廃間近。この写真の全てが間もなく消えようとしています。 |