
今日は北都交通の貸切車を。 今日ご紹介するのは北都交通大曲営業所所属の札幌200か4180、三菱ふそうエアロエースです。 メッキ仕上げが目立つこのクルマは15年に北都交通入りしたエアロエース。北都交通ではエアロエースが少数派ですが、そんな北都交通において数少ないエアロの1台となっています。しかしこのクルマ、入籍時期は15年ですがナンバーがオフセットになってませんね。つまりミリ波レーダー照射窓がないということになるわけですが、こうなると年式と車両の仕様が合わないということで、新車導入ではないとなるわけですが、このクルマは移籍中古での導入で、元はウィラーエクスプレスで活躍していた個体。内部は特に手を加えられることなくウィラー時代をほぼそのまま留めているようです。ただ座席についている幌は撤去になっているようですけどね。 ということは、エアロエース・ハイウェイライナーということになるわけですが、HDですし、床下仮眠室もないようです。 BKG代とみられるこのクルマ、セレガーラの移籍中古というのは近年初期のADG代やPKG代を中心に増加傾向ながら、MS9系エアロの移籍車となるとまだそう多くないはず。エアロは特に事業者やドライバーからの評判もいいですし、価格もジェイバスに比べれば割高ですから、そんなクルマを中古へ手放すというのも少々驚きですが、新車ではなく、しかも高速路線車として活躍していたクルマを貸切車として導入したことも驚いてしまいます。やはり路線車は走行距離が伸びてしまいますし、その分車両のヘタリが早いですからね。 貸切ではなく路線車として導入するのもありだったのでは?と思うんですがね。 元路線車の痕跡としてドア上にLED表示機のスペースが、そして行灯はおそらくこれは上から張り付けたものかな?と思われるものがつけられています。 ひょっとするとゆくゆくは路線車に落とす予定があるのかもしれませんね。 セレガーラもそうですが、MS9系エアロも中古にこうして流れてくる時代になったというわけですね。なお最近になってさらにもう1台北都交通ではウィラーバスから同型のエアロを貸切車として導入しているようです。 |