
長年ローカル線の主力として活躍してきたキハ40、残り少ない国鉄型で現在道内では最後の東海型ともなっているわけですが、そんなキハ40の置き換え計画が出てきました。DF200同様の電気式ディーゼルとなるようですが、当初はハイブリッドにするなんて話もあった中、その計画はなくなったようですね。
とりあえず今回の車両は731系から続くあの顔つきではないようなので一安心でした。キハ40の置き換えも両端に731顔がついた車両になるんだろうかと思っていただけに。ただデザイン的にはけして優れているとは言い難いもの。もうちょっとセンスのあるデザイン、乗りたくなるようなデザインは出来ないものかと思ってしまいますし、デッキレス、ロングシートメインという内容なのもなんだかな〜という感じがします。
ローカル線メインで活躍する車両なのにそんなにロングシートは必要か?と思ってしまうんですよね。特に乗車時間2時間3時間でロングシートは緩くないなと感じますし、せっかくの景色に背を向けて横に引っ張られ続けるというのもなんだか残念すぎるなと思うんです。
新しい車両はJR東の車両をパクったような感じになるようですが、どんどん面白みがなくなるなと感じるばかりです。
さてそのキハ40、延命工事を比較的最近終えたような気もするんですが、あれはなんだったのか?なんて思ってしまうものの、2、3年後には置き換えが始まってしまう見込み。ついに北海道から東海型が消える日が来ることになりますが、そんなに斬新なデザインとかかっこいい感じではないものの、なぜか魅かれるのが国鉄型だなという気がするんですね。このデザインセンスは素晴らしいものがあるなと思うんです。スラントノーズにしてもボンネット型のキハ80などにしてもけしてかっこいいデザインではないと思うんですが、それでもなぜか魅かれ、国鉄色が絶妙に合うというこの不思議、国鉄のデザインセンスはほんとに素晴らしいものがあります。 でも配色にしても使っている色は2色か3色程度で実に シンプルなんですよね。それでもよく見えるこの不思議。ケバケバメイクとか奇抜な色一色塗よりシンプルに限るってことなのかもしれません。
さて今日の写真は先日苫小牧運転所で並んでいたキハ40を撮ったもの。手前の1703は今年検査したばかりでビカビカだったんですが、かなり遠くからでも聞こえるほどのすごいブロワー音を出しており、下草もその風で激しくなびいていたんですが、あれは一体何をしていたんだろう?と。電車ならまだしもあんな音を出すキハ40というのも見たことがないんですよね。検修の方が車両の周りをあちこち見たり計測したりしていたんですが、何をしていたのかが気になります。
今回苫小牧運転所横からキハ40も記録の時期に来ているんだな〜なんて思いながら何枚かキハ40を撮ったんですが、キハ54やキハ143など国鉄末期の車両などもどうなるのか去就が気になります。キハ40と同じ時期に置き換え対象となってしまうんでしょうかね。 |
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