
今日は先日見かけたものを。 今日ご紹介するのはじょうてつ藻岩営業所所属の札幌200か3977、日野ブルーリボンUです。
このクルマは15年にじょうてつが導入したブルリUのうちの1台。 この時は入ったブルリUはATでの導入となり、また標準尺のN3での導入となっているのが特徴です。
さてじょうてつでは札幌市内バス事業者でいち早くLEDヘッドライトへの転換を開始していますが、このLEDライト、大きなヘッドライトレンズが採用されているブルリUへの対応品がないため、全車LEDヘッドライト化を行ったジェイアール北海道バスですらブルリUだけはハロゲンのままになっています。
LEDヘッドライトはバルブだけ交換するのではなく、レンズを含めたヘッドライト一式を交換しなければならないようなんですね。この辺り乗用車用のものとは違うわけですが、そんな中ブルリUでもLEDヘッドライトにしているものを見かけました。それが今日の3977というわけなんです。
初め見た時見慣れたLED転換済みのものだとは認識したんですが、よく考えるとそれはブルリU。あれ?と思い改めて見たところ面白い方法で交換してたんです。
おそらく使っているパーツはいすゞエルガ用のものだと思うのですが、1灯式のヘッドライトの下半分しか明かりが見えないんですね。ヘッドライトレンズ全体が光っているという感じではないんです。そのためなんだか眠たそうな表情になっているんですが、こんな方法があったんですね。LEDバルブ自体エルガの1灯分しか大きさがないのでしょう。 レンズ交換をした感じではないんですが、ハイビームにするとレンズ全体が明るくなるのか、それともやっぱり下半分だけでがんばる感じなのかが気になるところ。
ただブルリUでこうした転換を行っているのはこのクルマだけでしか見ておらず、この時見た他のブルリUはハロゲンのままでしたので、試験的なものなのか、それとも車両の担当さんが独自にやったものなのでしょう。
でも下半分しか使わない状態で影が妙な位置に出たり、十分な明るさが発揮できないとかはないのでしょうかね? それにそもそもブルリUがこれだけ台数があるのに対応品がなぜか未だに開発されて来ないというのも不思議な感じがします。
今後この眠たそうな顔のブルリUは増えていくことになるのかというのも気になるところです。 |
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