
先週から始まったニセコエクスプレスのラストラン。全3回あるうちの1回目が終了しました。今週末にいよいよラストランを迎えるわけですが、キハ56やキハ80の改造で登場したリゾート車に対してニセコからは新製での登場でしたので、キハ80からの改造で登場した最後のリゾート車トマムサホロエクスプレスを送り出した時、まだ大丈夫だなんて思っていたものですが、ニセコまで廃車になる時代になったんですね。 しかしN183でニセコよりも古い車両が生き残っていますし、スラントですらまだ生き残っている中、定期便にはあまり使われず、苗穂運転所で寝ていることの方が多いリゾート車のニセコエクスプレスが、経年車とはいえ廃車にするほど痛んでいるとはどうも思えないんですよね。となるとやはりリストラというのが正しいのかもしれません。稼ぎの少ない車両はリストラ、こういうことなのでしょう。 スラントやN183より明らかに走行距離だって少ないはずですからね。
今回のラストランではどうやらフロントの行灯にやっと「NISEKO」の文字が復活したようですが、逆に今までなぜなかったのか・・・と。球団カラ―から復帰後どこにもニセコエクスプレスと書いてなかったんですよね。 なんかすごくさびしいフロントマスクになっていたわけですが、エンブレムまでは復活にならなかったものの、行灯だけは最後に入れたという感じでしょうか。
ただし残念ながら連結器カバーはついていないようです。なぜ連結器カバーをやめたのかというのも気になるところですが、最後まで完全体になることはなかったというわけですね。
さて今日の写真ですが、球団カラ―から復活して間もない頃に撮ったもの。この時は行灯が白抜きになっているもののまだ連結器カバーはついていたんですよね。もしかして既に廃棄してしまってつけたくてもつけられないということなのでしょうか。
ニセコの翌年にはクリスタルが登場しているわけですが、そうなると来年の今頃は今度クリスタルがリストラされるということになってしまうんでしょうかね。
フラノといいトマサホといいニセコといい、さらに言えば781系や711系もそうですが、なぜか秋にラストランする車両が多いんですよね。やはり秋は別れの季節ってことなんでしょうか。 |
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