
今日は橋の画像を。
今日ご紹介するのは旧舞鶴橋です。 この橋があるのは先日ご紹介した夕張鉄道25号機が保存されている長沼町のながぬまコミュニティ公園内で、元々は道道恵庭栗山線で千歳川に架かっていたもの。千歳川上に恵庭市と長沼町の境界が引かれているため、この橋は恵庭市と長沼町を結んでいたという形になります。
1936年に架けられたこの橋は93年までの間使われ、93年の架け替えに伴い引退となっています。 またこの橋は道内で最古のランガーガーダー式鋼橋で全額国費で作られたという経緯もあります。
こうしたこともあって地元を中心に架け替え後に保存の機運が高まり、恵庭市の了承を経て長沼町のこの場に移築し保存されているわけです。
ただ保存されているだけでなく、現在も実際に人道橋として渡ることも可能です。
最近ではこうした歴史的なものの保存というのがあまりされず、ただただ取り壊されて失われるものが多いですが、こうした保存文化というのをもっと大切にしたいものです。
当時の保存活動のおかげで今もこうして沼の水鏡に写る美しい姿を見ることができるわけですからね。 歴史的建造物の保存はすなわち歴史そのものの保存でもあるわけです。 |
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