
ここのところ利用低迷に加え、乗務員不足によるバスの減便や路線廃止が相次いでいますが、また1つバス路線が消えようとしています。それが今日ご紹介の北海道中央バス26系統丘珠空港線です。
この路線は札幌ターミナルと丘球空港を少し過ぎたところにある航空管制センターを結ぶ路線で途中東15丁目、地下鉄栄町駅を経由しています。 この路線が3月末を持って廃止になってしまうんだそうです。
他にも最近チョビチョビ路線が廃止になっている中なぜこの路線をピックアップしたかと言えば、行き先も札幌市内では航空管制センターとちょっと聞き慣れないような行き先なのに加え。ちょっと面白い路線だったというイメージがあるためなんです。
実際乗ったことが1回くらいあったようななかったような〜という感じなんですが、この路線は時折高速路線車が入る路線でした。紙製のサボだったり、ちゃんと行き先の幕が入っていたりまちまちだったように思いますが、高速路線の間合いか回送を兼ねていたのでしょう、時折高速路線車が「26 航空管制センター」の行き先を出している姿を何度も目撃しているんですね。現在は担当が札幌東営業所のようですが、石狩営業所受け持ちだった時もあるようです。
ちょうど「最近航空管制センターを見かけないな」と思っていたところだったんですが、減便に減便を繰り返した結果、現在は平日ダイヤの航空管制センター行きが4便、札幌ターミナル行きが5便、休日ダイヤで3往復にまで減ってしまっていたんですね。ちょっと気付きませんでしたしこれなら見かけることも少なくなるわけです。
以前だと比較的よく見かけた路線でしたので、ここまで減るもんなんだなと改めて思った次第なんですが、ついに3月末で26系統は力尽きるということになるようです。
さて今日の写真ですがちょっと古いところを持って来てみました。航空管制センターの表示が出ているものはないかないかと探したところ、こんなものが出て来たのでこちらを選んでみました。
今はすっかり懐かしくなってしまった札幌22か1261が26系統に入っている場面です。バスマスクをつけていますので09年頃のものになるでしょうか。
フロントに日産ディーゼルのエンブレムもきっちり入ったほぼオリジナルの姿をとどめた姿も今では見られませんね。
航空管制センターバス停はこの26系統しか乗り入れてませんので、路線の廃止とともにバス停ごと撤去ということにもなってしまうようです。
ちなみにこの路線は乗り継ぎ券が適応にならない路線でもあったんですよね。栄町駅から航空管制センターはそれほど遠くないというのに不思議なものです。 |
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