今日は先日見かけたものを。
今日ピックアップするのは北海道中央バス白石営業所所属の札幌200か2359、日野ブルーリボンです。
このクルマは09年横浜市交通局から移籍してきた96年式のブルーリボンワンステップ。発注車の96年式はほぼ置き換えが完了してしまっていますので、今では中央バスにおける希少な96年式となっている1台ですが、先日このクルマを見かけてなにか妙な違和感を覚えました。その時の画像がこちら
妙にきれいだなというのが最初に気になったんですが、どうもそれ以外に何かおかしいんですね。
続いて以前撮ったものを
どうでしょう、2つの画像を見比べて変化にお気づきになるでしょうか?
最近この2359は車体更新・・・とまではいかないのかもしれませんが、腐食した部分の手当をしたようなんですね。そこで変化が出たのが前輪すぐ後にあるエアコンのルーバー部分のカラーリングなんです。 本来ドア周りを含めてこの部分にはグレーと赤のラインが「く」の字を描くようなライン配置になっているんですが、これがなくなり、ただの白塗りになってしまっているんです。このラインは後輪前から伸びる帯の延長なのでこうなると後方から伸びる帯がドアを挟んで断ち切られる形になり、つながりがなくなってしまうようなデザインになってしまっているんですね。 ドア下などにも赤やグレーのラインが入っていたはずなんですがこれも全部白塗りになってしまっています。特に赤帯は太い帯だったのでなくなるとかなり目立つ感じになってしまっています。中ドアから前だけ見ると中央バスモドキのような感じになってしまっているんですが、塗装のミスなのか、今すぐ廃車には出来ないけど補修しなきゃいけないレベルになっている。けどそう長いこと使うクルマでもないということでこう言ってはなんですが、手抜きな感じで塗装してしまったという感じなのでしょうかね。 確かにエンジンルーバーやエアコンのルーバーなど網になっている部分というのはどうしても洗いにくい部分なので凍結防止剤も除去しづらいため腐食しやすい部分なんだとか。そのためこのクルマもルーバー部分やドア周りを含めて補修してきたという感じなのかもしれませんね。 中ドア付近にあったステッカー類もなくなっていますので、比較的最近この補修を受けてきたのではないかと思うのですが、中ドアから後は補修していないようです。
補修個所が部分的なのでまさかアクシデントで潰れたので補修したということではないですよね。 非公式側がどうなっているのかも気になるところです。
このクルマは早いもので移籍して来てからそろそろ10年。移籍の際一度大きく補修して来ているとはいえ、そろそろ車体更新が必要なほどの痛みが出て来ている個体も随分見受けられますが、今年や来年辺りからはこうした移籍車の置き換えがいよいよ本格的に始まって来るのでしょうね。 |
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