今日旭山動物園号のラストランが行われました。それと同時にキハ183系初期車もこれがラストランとなりました。残るはオホーツクのキロハですが、こちらも近々置き換えになるようなので、キロ9含めて初期車は全滅ということになります。オホーツクのグリーン車は今後何になるのでしょうかね。まあ普通に考えれば北斗から余ったハイデッカーキロ182になるはずですが、ひょっとするとキハ183系時代のサロベツのようにグリーン車なしというパターンもありかな?と。
さて最後を飾った旭山動物園号、個人的にはあまり趣味ではない車両でした。なので最後は旭山以外の車両になってほしいなと思っていたんですが結局旭山が最後になってしまいました。まだスラントが走る見込みはあるのかないのかは不明ですが、今のJR北を考えるといちいちキハ183系ごときにさよなら運転みたいなイベントをいちいちやってられんという感じで長年稼がせてもらった車両ながらあっさりポイして終わりということになるのでしょう。JR北以外の事業者ならラストランのイベントはおそらくやるはずですけどね。
この旭山動物園号、初期車も初期車、キハ183−3が含まれている編成でもありました。エンジンをパワーアップしたスラントが多い中、数少ない未改造車だったわけですが、よく今まで残ってくれたなという感じです。しかもこの車両、元々はおおぞらのちゃいるどサロンカーとしてシートを撤去する改造を受けている車両なんですよね。なので特急おおぞら時代をしのばせる車両でもありましたし、国鉄色になったキハ183−1、2がミャンマーへ行ってしまった今、キハ183系で最も若番をつける車両でもありました。 N183が廃車になる中残っていたのはほんとにすごいな〜と思うんですが、これでもうあのキハ183系初期車独特の吠えるようなエンジン音ともお別れになるわけですね。 他にもNN183でサロベツ向けに改造を受けたものからも廃車が出るんだとか。どんどんキハ183系の包囲網が狭まっていく感じがします。
旭山は旭山動物園号の他にも集約臨やフラノラベンダーエクスプレス、オホーツクの代走など様々な場面で活躍してきましたが、ほんとにこうしたキハ183系をお払い箱にして大丈夫なのでしょうか。今年の冬はキハ261系で走っている時の方が少ないんじゃないかというほど代走続きだった宗谷線特急や、こちらも代走や運休が多かったオホーツクや大雪、北斗の炎上事故の後しばらく続いた臨時北斗など、なにかあるとキハ183系という感じだった中、そうした車両を廃車にしてしまってほんとに大丈夫なのかと思ってしまうんですよね。次の冬にはこうした影の立役者がいないわけですから、車両不具合は運休に直結してしまうんじゃないかという気がします。 すぐ運休すれば信用を失いさらなる乗客の流出につながるようにも思いますし。必要な無駄というのもありますから、少しぐらい初期車を残しておいた方がいいのでは?なんて思うんですよね。北斗のキハ183系も函館から転属回送されてきているものもあるようですが、それもどこまで残すのかという気がしますし。
さて今日の写真ですが、私の場合フィルムですので今日のものは出すことはできません。ということで過去に撮ったものからですが、集約臨で活躍する旭山動物園号です。この頃は旭山で来ると「ガ〜ン」という感じでした。まあ今日もラストランだから撮ったのであって進んで撮りたいと思う車両ではないのは変わらないんですがね。おそらく札幌型先頭車が締切扱いになっていたのでしょう。後方2両が旭山ではない通常のキハ183系になっています。締切になっている車両の不足分を補うために通常のキハ183系をつけていたのでしょうね。
今年からはこうした集約臨でスラントを見ることも出来なくなるわけですね。 |
|