レカ郎写真記


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...... 2018年04月14日 の日記 ......
■ 721系30周年   [ NO. 2018041401-1 ]



道央圏の電化区間で主力として活躍する721系ですが、その721系が1988年に営業運転を開始して今年で30年となります。
え!?と思ってしまうんですが、もうそんなにお歳だったんですね。全然そんな風には思えません。20年なら納得ですが30年とはちょっと思えません。

今置き換えが開始されようとしているキハ40とさほど変わらない車齢というのも驚きです。
前年の87年にJR北海道が誕生、それとほぼ時を同じくして登場したのが721系だったということになりますが、721系もJR北海道ももうそんなになるんだなと改めて実感してしまいます。

そもそも50系客車の置き換えなどを目的にしての導入でしたので、それ以前は50系が走っていたというわけで、時代を感じてしまいます。

道内の近郊型電車では2番目の車両として登場した721系、もちろん全車が88年登場ではなく、90年代前半にかけて徐々に投入されていき、8次車は7次車導入から9年も経ってからのことでしたので、製造時期に開きはあります。なので今年30周年を迎えるのは一番最初に入ったF−1〜F8編成のみということになります。

この間8次車に渡るほど多様な車両になっているわけですが、大まかに見るとデッキレスとなった8次車以外はそれほど構造に変化はありません。デッキ付きの近郊型電車なわけですが、子供のころ何と言ってもインパクト大だったのがクロス転換シートでした。背もたれを前後に動かすことで座席の向きを転換するというのはほんとに衝撃的でしたし、今考えてもよく出来た構造だなと思うばかり。回転式の座席より転換する時スペースをとりませんからね。背もたれを動かすと座面も連動して傾くというのもよく考えられた構造だと思います。
それまで711系やキハ40、50系などのボックスシートから比べると快適性がかなり向上したと思いますし、当時画期的なシートだったはずです。進行方向に合わせるだけでなく、グループで乗った場合ボックス仕様にも出来るというのがまたいいですからね。

他にも色々な部分で工夫が見られ、JR北海道の誕生と共に登場した721系への意気込みが感じられる車両です。

この間色々な改造があったり変化もしてきました。登場時から随分様変わりしたなと思いますし、組む相手も最新の733系に至るまで様々、最近では711系に代わって旭川方面にまで顔を出すようになり、運用面でも大きく変わっているわけですが、室蘭方面にだけは縁のない車両であり続けているかなと。
一時は試運転で青函トンネルを抜けて本州まで行った実績まで持つ車両ですが、そんな721系もいよいよ置き換えの時期。711系の全廃からあまり年数が経っていない気がするんですが早いものですね。711系がある意味がんばり過ぎたとも言えるかも知れんませんが、711系の最終導入が80年ですので、わずか8年で全く異なる721系が登場しているわけですからすごいな〜と思うばかりです。

現在川崎重工では733系の10編成目となるB−3110編成まで製造中でまだ増えるような状況のようですが、エアポート増発が告知される中、現在製造しているのはエアポートの増便だけでなく、721系の置き換え分も入っているような気がするんですよね。
733系は711系を置き換え、今後721系までもを置き換えてゆく車両になるのでしょうか。となると711系の分と721系の分ですから相当な両数、JR北保有の電車の半分以上を占める車両になるんじゃないかという気がするんですがね。

というわけで今日の画像は先日撮った721系のエアポートを。今以上にエアポートを増発するとなると10分に1本の割合になるんでしょうかね?今でも十分な気がするんですが・・・。
というかローカル利用と空港利用を分けて、エアポートは特急や急行に昇格させてもいいように思うんですが・・・。

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