今日は札幌第一観光バスから1台ご紹介を。 今日ご紹介するのは札幌第一観光バスの札幌200か4322、日野セレガHDです。
このクルマは15年に一観が導入したセレガ。他にないのであれば一観としては2台目のセレガHDということになるはずです。
一観は中央バスグループで最も早くセレガをSHDで導入した事業者ですが、ADG代セレガ以来ピッタリと導入が15年に久々となる2代目セレガが導入になったものの、中央バスグループとも一観とも思えない全く違った斬新なカラーリングで登場したセレガSHDに対して、15年のセレガは中央バスの路線車そのものの姿で登場、引き続きこちらのクルマも同じ仕様で発注となっています。 中央バスの路線車と異なる点は折り戸ではなくプラグドアになっている点などでしょうか。
同じ中央バスグループのニセコバスでも同様に中央バス本体に揃える形での発注になっていますが、ニセコバスではJピラーが装備になっているものの、一観ではJピラーレスの仕様となっています。 社名ロゴも一観ではなく中央グループになっていて、一観の社名はリアオーバーハング裾とリアにあるのみでちょっと一瞬で判別するのは難しい内容となっています。
あえて言えば中央バス本体では路線車まで最近はメンテナンスしにくい形状のトピー製ホイールからメンテナンスしやすいアルコア製に履き替えたり、新車では最初から装備していますが、こちらはトピーのアルミを履いている点でしょうか。一観は以前から複雑な形状のアルミを好んで装備する傾向にありましたが、2代目セレガでもその流れは健在のようです。 路線車では洗いにくいため結構汚れている個体が多かったこのアルミですが、まだ新しいクルマというのもあるでしょうけど、新品同様に磨きこまれているのはさすが貸切車と言ったところでしょうかね。 ただ全体を見れば一観らしさ、個性が失われたのはちょっと残念ではありますが、運用の都合上中央バス本体と合わせるようにしているようなので仕方ないことなのでしょうね。
昨日は千歳営業所のエルガをご紹介しましたが、そのさい導入方法や所有者のことを述べましたが、この場合もどうなのかが気になるところ。100%一観で発注したものであればおそらく好きなように発注できるのかもしれませんが、中央バス本体とある程度合わせての発注となると、中央バス本体や他のグループ会社のクルマと混在して使用することを考慮して、一観のクルマながら本体に仕様を合わせて発注するようにと本体から言われてのことであれば、導入費は中央バスが出すのか、あるいは補助金的に導入費用が一観に出るのか、この辺りもちょっと気になるんですよね。本体もある程度発注内容に注文や制約をつけるからにはタダというわけにはいかないでしょうし。 |
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