レカ郎写真記


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...... 2018年09月09日 の日記 ......
■ 夕景の中を行くフェリー   [ NO. 2018090901-1 ]


6日未明に発生した胆振東部地震は前日の台風のこともあって北海道に甚大な被害をもたらせました。まさか私も被災者の1人になるとは思ってもみませんでしたが、札幌も震度5〜6弱の激しい揺れに見舞われ、北海道ではこれまで観測したことのない震度7を観測するなど経験のない震災となってしまいました。
私も北海道南西沖、釧路沖、根室半島東方沖、東日本大震災と経験してきましたが、今までで一番激しく恐ろしい経験となってしまいました。南西沖の時は震度3で東日本で初めて震度4というのを経験したんですが、今度は震度5ですからね。震災を受けるたびに経験する震度が上がってる気がしてなりません。
また全道で停電という前代未聞の事態にも陥り、完全に北海道の機能がマヒしてしまう状況になったというのも初めてではないでしょうか。
正月でも動いている公共交通がほぼ全道でピタリと止まっていたのも初めてでしょうかね。

今も強い余震に警戒せよという中、多くの被災者がそのいつ来るとも知れない余震などにおびえながら生活していることと思いますが、そんなものが来ないことを切に願うばかりです。

私の方では停電程度でしたが、市内では断水や液状化による甚大な被害が出たりもしているようで、これからの生活再建が大変だろうなと思うばかり。ようやく7日に停電はほぼ解消されましたが、電気がなくなるとどうなるかというのはあらかた想像はしていたものの、ここまでのことになるとは思ってませんでした。
まああまりにも現代社会が何から何まで電気頼みになり過ぎているかということの現れでもあるのでしょうけどね。
人力で何とかなる部分や昔は人力でやっていた部分は人力で、人力では無理なものは電気のサポートを受ける、こういう形に変えていってはどうだろうかと思うんですがね。

これで北海道から九州まで震災被災地が存在する形になってしまいましたが、それほど日本は残念ながら大地震王国だということなのでしょうね。もううまく付き合っていくということを考えるしかないのでしょう。


さて今日の写真ですが、先日神恵内村で撮った夕景のものを。よく目を凝らすと水平線付近にフェリーを発見したので望遠で撮ってみました。
これは小樽ー新潟航路のものでしょうか。フェリーからもそれはそれは素晴らしい夕景が見られたことでしょうね。

ただこんな夕景も停電中は「あ〜また日が暮れてゆく、またあの暗闇がやって来る」と思えたもの。今はきれいな夕焼けが広がっていると、なにかの前触れじゃあるまいなと思ってしまいます。早く素直に夕焼けがきれいだと思える日が来るといいのですが・・・。

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