来年3月石勝線夕張支線が廃線となります。江差線・木古内ー江差、留萌線・留萌ー増毛に続く廃線区間となりますが、そこで先日廃線前にちょっと見に行っておこうと思い夕張まで行ってみました。とりあえず支線内の5駅はすべて周りましたので、ちょいちょいその模様をご紹介していこうと思いますが、とりあえず札幌からでも公共交通+歩きで5駅周れることが分かりました。回る順番としては札幌から夕鉄バスの急行便でそのまま清水沢駅で下車、その後列車で南清水沢駅へ移動し、沼の沢、本社ターミナルでバスを降りてその後は歩きで鹿の谷、夕張と回ってバスで本社ターミナルへ戻るという経路で周りきることが出来ました。この中で南清水沢ー新夕張はバスが日に3便、しかも札幌からだと昼過ぎにしか夕張へ入ることができないため、朝朝昼という運行のバスの場合沼の沢駅へ行くのは実質1日1本のバスで行ってその折り返し便で戻るしかないため駆け足になってしまいますので沼の沢駅だけは難易度が高いです。また今回は廃止でなくなるわけではない新夕張駅はパスしています。
さて、1回目ですが南側から追ってご紹介していこうと思いますので、夕張支線最初の駅である沼の沢からです。
沼の沢は夕張支線最初の駅で1905年開業の駅。夕張支線の駅ってどれも歴史が古く昭和生まれの駅は南清水沢だけなんですよね。それほど歴史のある鉄路が消えようとしているわけです。
かつては真谷地炭鉱専用線も発着しており、跨線橋が駅舎横に設置されていました。 現在の本線横に広がる草むした空き地にかつての面影を見ることができますが、元々大きかった駅舎も今は待合室だけを残すのみで、残りのスペースはレストランとして活用されています。
駅舎内です。かつてはにぎわっていたであろう待合室も今は静まり返っています。
ホーム側へ出てみました。ちょっと変わった構造のホーム側となっています。駅舎からホームが妙に離れているんですね。それもそのはず
おやおや?こんな痕跡が・・・。 かつては駅舎側にホーム、線路を踏切で渡りその先に島式ホームという構造だったようですが、現在は駅舎側のホームと線路を撤去し、線路部分を埋めて元島式ホームだったホームへ渡る通路を作って、島式ホーム外側の線路1本だけを使って運用しているというちょっと変わった構造のホームとなっています。 こうしたところで夕張が元気だった時代、賑わっていた時代の面影を見ることができます。 |
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