まもなく新駅舎へ移転となる苗穂駅のシリーズ2回目を今日はご紹介です。
前回は待合室から跨線橋までの通路をご紹介しましたが、今日はまずこちらから。
跨線橋へと続く階段です。苗穂駅は札幌方面への下り線、函館本線としては上り線になりますが、3、4番線との階段と、千歳、江別方面の5、6番線との階段の2つに分かれますが、この駅舎と跨線橋をつなぐ階段だけは全ての乗降客が使うことになります。
階段を上がりきったところから見た跨線橋内です。今は亡き1番線2番線の他3、4番線を越えて5、6番線まで続くためかなり長い橋です。 同じような構造だった旧白石駅もこんな感じでしたが、白石駅は跨線橋横に駅構内ではない一般の歩道としての跨線橋も架かっていたため、窓の外が見えない状態になっていましたが、苗穂駅ではスッキリ窓から外が見えるという違いがあります。 この跨線橋もなかなか年季の入ったものですし、三角屋根というのが北海道らしい点ですね。
こちらは同じように見えても5、6番線側から見たものです。
跨線橋から外を見てみました。 左手にあるのが駅舎でこれぞ昭和の駅という感じの佇まいです。表側は改築などが行われているめ、そこまで古い感じはしませんが、ホーム側の裏手は元々の苗穂駅を色濃く残している状態です。ホームまでの間に砂利のスペースがありますが、かつてここに北ガス専用線などの1、2番線が通っておりそれがなくなったため今は空きスペースとなっています。 白石駅との違いは、白石駅は駅舎から出ると使っていなかったものの、ホームが設置されていましたが、苗穂駅はホームが設置されていないという違いがみられます。
80年以上経つ駅舎とマンション群、遠くにはJRタワー、苗穂駅だけが変わらず札幌の移り変わりを見て来たのでしょうね。
こちらは3、4番線と5、6番線の間にある窓から見たもの。この間にも妙なスペースがありますが、苗穂は配線の見直しを行っているため。そのため、3、4番線と5,6番線ではホームの構造などが違っているんですが、その話はまた後日。
それにしても最近はこうした跨線橋が新しくなったりすることが多いため、昔ながらの窓が開く跨線橋というのが少なくなりつつあり、窓をガラリと開けてクリアに外を撮影しにくい時代になって来たなとこの撮影で改めて感じました。
さて今度は階段です。
こちらは3、4番線へ通じる階段。
下から見上げたものです。 この2つの写真を踏まえて次に5、6番線のものを見てみましょう。
こちらが5、6番線の階段です。まずは上から見たもの。
今度は下から見たものです。 明らかに3、4番線のものと5、6番線のもので違いますね。 5、6番線の方は最初に出した駅舎と跨線橋の間にある階段と同じ古めかしいつくりのものですが、3、4番線の方は階段が鋼鉄製となっています。 これは3、4番線が後から付けられたホームと階段だからという理由があるためです。ようは設置した時期が違うため。 この違いに一般の乗降客はどれぐらいの人が気付いていることでしょう。
さてそのホームの話などに関しては次回となります。 |
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