
今日は夕張鉄道から1台。 今日ご紹介するのは夕張鉄道本社所属の札幌200か30、日野ブルーリボンです。
このクルマは98年導入になった一般路線車。長らく続いた夕鉄のブルーリボンですが、このクルマが発注車としては最後の導入となっています。 新製以来野幌営業所に所属していましたが、15年夏に本社へ転属しています。
何度かこのクルマはご紹介しているんですが、このクルマが先月新車と置き換えで廃車となってしまいました。夕鉄ではまだこのクルマよりも古いクルマが活躍する中、20年と早い離脱となっています。
個人的にはもうちょっと、発注車のブルリでは最後まで残るだろうと思っていただけにちょっと驚きです。なにせ発注車のブルリでは一番新しいわけですし、本社転属に当たって大幅な車体更新を行い、表示機が幕式からLEDへ転換となり、側面表示機は車体埋め込みから側窓へ移設し形状も楕円から現行タイプのものに交換されたうえ、従来なかった後部へのLED表示機の取り付け、車体の表示機部分の穴埋めなどを行い、それなりにコストをかけてリニューアルしていましたからね。 痛みも写真で分かる通りそれほどまだ来ていませんでした。 なのにLED表示機未転換のクルマが野幌に残る中、このクルマが真っ先に新車にとって変わるとは思ってませんでした。
まあ見た目よりも中身が痛んでいたのかもしれませんけどね。 今回の新車導入、石勝線夕張支線廃止に伴うバスの強化でJRからの補助金を受けて導入に至ったわけですが、そこで置き換えて台数を増やさなくていいのだろうか?という疑問も出るんですよね。まあ逆に南部方面への路線がなくなった今、車両が余り気味だったから新車導入を機に減らしたとも考えられますが。
余談ですが、10月に夕張へ行った際夕鉄の札幌急行線を使ったんですが、その時来たのがなんと一般路線車。今まで札幌急行線で一般路線車が入っている場面は見たことがなかったので「なんで!?」とちょっと驚いてしまったんですが、その時来たのが札幌200か2706、元自家用で使われていた移籍車でした。 こんなクルマが夕鉄では花形である札幌急行線に当たることもあるんだな〜と。しかしあれだけ急行車がいる中、さらに移籍車ながらも今年新たに入ったクルマがある中でなぜ一般路線車が?と今でも謎ですし以来一般車が入っている場面も見たことがないんですよね。運が良かったのか悪かったのか。 なお帰りは今年野幌から再び本社に戻ったばかりの札幌200か2197でした。 この2台共通するのはどっちも元自家用という点でしょうかね。
でもまあ昔夕張から大通へ札幌急行線が走っていた時代は一般路線車での運用もあったようですから、夕鉄的には通常営業ということなのかもしれませんね。 |
|