
札幌市電は1950年代末期から60年代にかけての昭和レトロな車両が今も多く残っていますが、現存する車両で一番古いのが1958年製の210形。 そんな210型を先日キャッチしました。今年で61歳のこの車両、この60年で色々と変わってきましたが、現在も現役バリバリです。 ツーマンからワンマンになり、シングルアームパンタに交換され、ヘッドライトは2灯式になり、表示もLED化されていますが、全国の路面電車でも屈指の古さではないでしょうか。
今後シリウスこと1100形のような車両を投入する計画があるようなので、このような車両は置き換わって行ってしまうかもしれませんが、今はない道産電車も大事にしていってほしいなと感じるばかりです。 新型の車両は全国路面電車があるところどこでも似たようなものが走っていて乗れますが、年季の入ったヨーロピアンスタイルの車両は札幌だけですからね。その辺の強み、付加価値を活かしてほしいなと思うんですよね。
さて今回は夜間に流しで撮ってみましたが、改めてLEDのイルミネーションはどうもダメですね。低速シャッターで流しているのに光跡ではなく点線で写ってしまうのであまりきれいではなく、イルミネーションだけを低速シャッターで撮っても電球式よりもなんかきれいに撮れないんですよね。 写真にとってはLEDって相性の悪い存在なのかもしれません。 |
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