
今日はジェイアール北海道バスから1台。 今日ご紹介するのはジェイアール北海道バス手稲営業所所属の札幌200か240、いすゞ+富士重工R17Eです。
このクルマは2000年JR北海道バスが新製導入したクルマの1台で富士重工7Eのワンステップとなります。
導入は分社化前のJR北海道バスでその後分社化によりジェイアール北海道バス籍となっています。
00年の導入ですが、99年度の導入であるため車番の下四桁のうちの千の位が9となっています。
この頃JR北海道バスが導入したクルマがワンステップ車の先駆けとなった世代で、以後いすゞ車はモデルチェンジを経てエルガになった後もワンステ車の導入が続いて行くことになり、ジェイバス車がノンステップ車1本に絞った後も、ワンステ車を残している三菱ふそう車では今もワンステメインの導入というのは変わらず行われています。
この当時導入になったクルマは道内の発注車では比較的珍しく前戸〜中戸の間が横向きの跳ね上げ式ロングシートで車椅子対応となっていたものの、後に廃車発生品を使って前向きの1人掛けシートへ改められています。
このロングシート、結構硬くて座り心地がけしていいとは言えなかったものですが、シートが交換されて落ち着いたなというのと同時に硬い座席も改善されて人安心したものです。
さてこれら90年代末期から00年代初頭にかけて、JR北海道バスが導入した最後の生き残りのクルマも残りが少なくなってきました。
とくにこのいすゞ富士7Eのクルマが厚別、琴似、長沼からは消滅し残るは手稲のみとなってしまいました。この240もその貴重な生き残りの1台ですが、今季は手稲駅ーテイネハイランドの手70系統で使われていましたので、既に第一戦は退いているのかもしれません。 今月末で手70の運行は終了しますが、これを機に廃車されてしまうのかもしれませんね。
JR北海道バスが導入し、分社化を知るクルマたちがいなくなってしまう日ももうすぐそこなのかもしれません。
いすゞ車のV6エンジンが全廃したと思ったら今度はV8モデルが今や全廃しようとしているわけですからね。ほんとに時代の流れは早いものですし、バスの命というのも長いようで短いものです。 |
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