
今日は北海道中央バスから1台。 今日ご紹介するのは北海道中央バス白石営業所所属の札幌22か2986、日産+富士重工R17Eです。
このクルマは97年に中央バスが新製導入した日産富士7Eのワンステップ車。新製配備は平岡営業所で、04年に白石へ転属し以来白石で活躍しています。 ニーリング機構付きのワンステ車とあって当時は注目された1台でした。
最近見かけなかったため、ついに徐籍されたかと思っていたんですが、古き良き時代の姿を残す希少な1台は生残っていました。
この間幕式だった表示機をLEDに改めるなどの改造が行われているものの、車体更新ではほぼブラックアウトされてしまうドアがしっかり新製時代同様ボディカラーに塗られているためオリジナルの姿をほぼ留めている1台でもあります。
もう札幌22ナンバーのクルマは中央バスグループにはほとんど残っていませんが、このクルマより年式が新しいツーステップ車はとっくに徐籍されているものが多い中、中でも車体が痛みやすく、またシャーシ、ボディ共に製造終了から時間が経っているため部品の調達も困難になって来ている日産富士7Eでありながら長生き出来ているのはワンステップ車であるためというのが大きいのかもしれませんね。
ただ今週になって白石に新車が新たに配備になったようなので、ひょっとするとこのクルマもついに徐籍ということになってしまっているのかもしれません。となると先日見かけて、次撮るチャンスはないかもしれないと 思って撮ったこのカットが最後のカットになった可能性がありそうです。
3連のシーケンシャルフラッシャーライトに低床ワイドドアという90年代の中央バスを物語るクルマもほんとに少なくなったものです。日産富士7Eの発注車でフルサイズ車となるとこのクルマが最後の1台なのかもしれませんね。 低床ワイドドアの試作車が白石には最終的に2台所属しており、中でも中央バス本体では最後の旧カラー車となっていた札幌22か1530も白石で最期を迎えましたが、白石にはこうした中央バス内でも希少価値の高いクルマが集まりがちなのでしょうかね。 |
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