今日は十勝バスから1台。 今日ご紹介するのは十勝バス本社所属の帯広230あ1601、日野ブルーリボン・ノンステップです。
このクルマは16年に十勝バスが3台新製導入したもののうちの1台。この時入ったものが十勝バス初の290系ブルーリボン・ノンステップとなりました。 この年十勝バスの前身である十勝合資会社の創立90周年に当たり、それを記念してこの1601は復刻旧カラーで導入となりました。
廃止されたモノコック車が纏っていたカラーを最新型のクルマが纏うことになったというのは奇跡のようなものですね。 フロントのウィングマークは廃品をよみがえらせたもので実装品です。290系にもなかなかウィングマークがマッチしています。
現在の黄色一色塗は確かに塗装コストが安く済むものの物足りなさとかさびしさを感じますが、こちらは手の込んだ塗装でいいなと感じます。
なおこの時導入のものからLED表示機も白色のものが採用されています。
リアです。 このカラーの当時は十勝バスの社名は赤で入っていました。かなり細かいところまでこだわって再現しているのが分かります。 十勝バスはこのカラー以来オレンジを取り入れたレインボーカラーや現在の黄色一色塗と変化してきていますが、このカラーが一番さわやかな印象を受けます。
このクルマは広尾線代替路線が活躍の中心となるようですが、帯広市内など他の路線にも顔を出すようですね。この時も音更行きで入っていました。 もしかすると復刻カラー車だけ広尾線の走る場所だけでなく、他の色んなところでも見て楽しんでもらおうと広尾線以外にも運用させているのかもしれませんね。
時々こうした復刻カラーモノが登場しますが、こういう遊び心のある企画っていいなと思うんですよね。
以前広告ラッピング車として道北バスに復刻カラー車がありましたが、会社が復刻カラーをやらないのであればラッピング車として自分たちがやるという方法もあるんですよね。それにかけるお金があればの話ですが。 |
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