
先月北海道中央バスでは今年2度目の新車導入を行いました。主に一般路線車の導入のようですが、札幌圏ではジェイアール北海道バスに続いて日野ブルーリボン、いすゞエルガの2PG代後期型が入りました。 これにより徐籍なども出ていますが、それ以上に今回目につくのが転属。高速車を含めて各営業所で転属が相次いでいるようで、かなりゴチャゴチャな状態になっているようです。
そんな中、いくつか古巣へ里帰りしたというクルマがあります。それが今日ご紹介の札幌200か1210です。 三菱ふそうエアロミディのこのクルマは04年に新製導入となったもの。小樽や千歳、空知方面では多くは知っていますが、札幌では珍しいエアロミディですが、10年に新製配備の大曲から千歳へ転属し、路線車を解除、運賃箱などのワンマン装置を撤去して貸切化し、千歳アウトレットモールレラの送迎専属車となり、専用カラーまで纏っていました。 しかしレラの送迎車も5年ほどで終了し、15年に札幌へ復帰、復帰後は平岡営業所へ入り、標準カラーへ戻された後短い期間ながらイオン平岡の送迎車として活躍しましたが、ほどなく貸切登録を解除し、ワンマン装置を乗せ路線車へ復帰となりました。主に平岡シェヴァービング線専属車のように活躍しており、大谷地ターミナルへ行けばよく遭遇するというクルマでしたが、以前この場でもご紹介したことがありましたが、福63系統の決まった便に固定運用で入ったり、その後は月62系統の決まった運用に固定で入ったりと、他の路線にもちらほら姿を見せることもありました。
そして今月平岡から転出、新製配備された大曲へ9年ぶりに復帰となりました。9年ぶりですがこの年末の転属ですのでほぼ10年ぶりですね。
大体4年から5年置きに転属を繰り返してきたクルマですが、久々の大曲ではおそらく新製時代同様北広島市内の路線限定という運用になるのではないでしょうかね。なので札幌市内にはもう顔を見せることがないのかもしれません。 久々に大曲へ復帰となりましたが、今年で新製から15年目ということで、あまり残された時間はないような感じですが、そうなると最初と最後は大曲で迎えるということになるのでしょうか。 貸切登録も経験しているという中央バスでもちょっと珍しいエアロミディですが、大曲ではどのくらい活躍できることでしょう。
その他にこの春平岡から白石へ転属した札幌200か2553、2554も再び平岡へ転属し復帰しています。 こちらも今年春のダイヤ改正で平岡から白石へ管轄が移った循環新111系統に白石へ転属したことで引き続き入る姿を見ることもあり、不思議な感じだな〜なんて思っていましたが、平岡へ戻ったことで新札幌駅で見かけることはもうないのでしょう。
平岡は減便や路線の移管により減車してもいいぐらいですが、廃車したクルマより、新車や転属で入ったクルマの方が多くなっているのが謎です。 |
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