レカ郎写真記


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...... 2019年12月28日 の日記 ......
■ これももうすぐ見納め   [ NO. 2019122801-1 ]



来年春に廃止となる札沼線非電化区間。この年末年始も乗りに、撮りにという方も少なくないのではないかと思いますが、この札沼線非電化区間廃止によって消えるものの1つに苗穂ー石狩当別の回送列車というものがあります。石狩当別ー新十津川で使うキハ40の送り込みと戻しを行うこの列車ですが、当然そのキハ40が活躍する区間がなくなれば必然となくなるわけです。

さて先日撮ったこの回送列車、実は今でこそ回送ですが、結構伝統のある列車なんですよね。札沼線が電化される前は札幌ー浦臼を直通で結ぶ旅客列車でした。それが電化に伴い旅客扱いが廃止され回送列車となってしまったわけです。ただ運転時刻は大体同じような時間で走っているのは今も変わりありません。

旅客列車時代は先頭にキハ40 400番台をつけ、後には石狩当別で切り離す車両がついていたわけですが、時にキハ40だけで4両も5両も連なるという見ごたえのあるものでした。そもそもキハ40はワンマン運転が基本ですので、2両以上連なることが珍しいんですよね。なのでキハ40ばかりずらり並ぶ姿を撮りたくてちょこちょこ狙ったりしていましたが、連結相手がキハ40とは限らず、キハ141だったり、間にキハ141が入ってその後ろにキハ40だったりと色々ばバージョンがありました。その連なるキハ40も元宗谷線急行の330番台やキハ48だったりとこれもまた他の線区では見られない珍車ばかりでしたが、電化によってこれらがすべて失われてしまいました。考えてみれば札沼線って電化前は気動車列車は道内に数あれど、同じキハ40でもポピュラーな700番台や1700番台が入ることが逆にレアで、道内には他にない300番台や330番台、キハ48、PDCのキハ141など珍車ばかりで構成されていた線区でもあったんですよね。なので電化に伴い電車に切り替わってしまってからはすっかりつまらなくなり、時々通っていた沿線にも通わなくなってしまいました。3ドア電車なら札幌圏の他の場所でも嫌というほど走ってますからね。札沼線にわざわざ足を運ぶまでもないのです。
そんな中この回送列車はかつての名残とも言うべき列車なわけですが、非電化区間の廃止に伴いこれもついに失われてしまうわけです。

昔は札沼線と言えば気動車でしたが、今では電化区間を走る唯一の気動車列車がこの回送列車ですからね。ほんとに変わったなと思うばかりですし、未だに札沼線=気動車という構図が頭から抜け切らないでいます。

非電化区間では時に検査のタイミングなどで専用の400番台ではなく、700番台が充てられることがありますが、この回送で700番台を撮ってみたいな〜と思っているんですが、いつ入るか分からない700番台だけに、廃止までに撮れるかどうか・・・という感じです。
ついでに言えば、札沼線廃線ブームで増結となることも少なくないわけですが、1両ではなく2両で走っている場面も見てみたいものです。

確か苗穂行きの回送は11台に見たことがあるのですがそちらは今も健在なのでしょうかね。

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